立てば芍薬座れば牡丹踊る姿は薔薇の花?

古希から喜寿へ向かうGrandmotherが、つれづれなるままにシニアライフをつづります。

福島第一原発周辺の海洋汚染を防ぐ必要がある

2011-03-22 20:58:50 | 日記
福島第1原発からもれた水が海にそそがれるとどんな連鎖が起こるのでしょう。半減期が30年と長いセシウムなどは、食物連鎖により段々と濃縮されて「まぐろ」として私たちの口に入るころには、間違いなく恐ろしい濃度になっています。一日も早く、これ以上の放射性物質の放出を止めなければなりません。参考になる記事を見つけましたので、無断転載いたしました。ごめんなさい

『福島第一原発周辺の海洋汚染を防ぐ必要がある』 (森敏)より転載致します。
http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-996.html
    
  消防車での強力な放水が始まった。ずっと続けてほしい。

    

  一方で、この原子炉への放水冷却活動によって、原発敷地内から洗い出される、大量の放射能汚染されているであろう海水の行方に、注目しなければならない。

        

  Google earthで福島第一原発周辺を空から見ると、原発敷地からの排水口に対して、一度防波堤のようなもので外海からの異物(ワカメやクラゲ?)がこの防波堤内に入りにくくする構造物が見える。

          

  ①まずこの堤防の湾内に原発から輩出される排水溝の出口に、強力な核汚染物質(I131やCs137)に対する吸着剤を大量に設置しておくこと。
   
  ②次にこの防波堤の湾内に吸着剤を大量に沈めて敷地から排出されるであろう汚染の拡散を防ぐべきだと思う。これらの収着剤は一定間隔で新しいものを投入し、旧いものを回収し 別の場所に保管する必要があるだろう。(当面は無人の鋼鉄船などに沖合に保管するとか)

             

  高崎の原研が開発した放射線重合によるウラン収着用の樹脂などはどうだろうか?ヨードやセシウムを収着するかもしれない。ほかにも樹脂メーカーに聞けば強力な収着用の樹脂があるかも知れない。

         


  いったん海域に拡散した核種は、ビキニ環礁でのアメリカによる原子爆弾実験の時の放射能汚染マグロように、又、水俣湾での水銀汚染の沿岸魚のように、何年か後に、何万倍もの生体濃縮で、魚河岸の魚に跳ね返ってくる可能性がある。

       

  だから福島原発の排水がでるところで、可能な限り拡散を押さえ込む必要がある。(排水系統が明らかでないので断言できないが)

    

  水産庁は、周辺の海の放射性同位元素(ラジオアイソトープ)濃度を測っているのだろうか。近い将来のことを考えれば測定は必須だろう。周辺の魚のサンプリングも必須だろう。野菜と同じく、魚も風評被害を食い止めるためにも。水産庁の出番です。プロならわかっているでしょうが。

        
              

(森敏)


放射線量のカウント方法は×時間で考えましょう 武田邦彦ブログより

2011-03-19 15:31:33 | 日記
転載自由となっていますので、転載しました。http://takedanet.com/


『3月18日午後9時、放射線速報』 http://takedanet.com/2011/03/14_9fe6.html

文科省の測定では、福島原発から北方30キロメートルで、3月17日は170マイクロシーベルト、18日は150マイクロシーベルトだった。もちろん、すべて1時間に被曝する量である.
従って、この2日間の平均的な放射線は(1時間いれば)160マイクロシーベルトであったと考えられます。

一般人が年間に被爆しても大丈夫な量は1ミリシーベルトとされていますから、1000÷160=6時間となり、福島原発の北側30キロにいる人は7時間だけそこにいたら一般人が1年間で浴びていいという。基準値を超えることになります。

福島原発から北へ50キロ程に住んでいる人たちは、1日以内に一般人が1年で浴びても良いとされる。放射線を上回る可能性があります。

「あびても良いという放射線量を超える」ということは人によっては障害が発生する可能性があると考えて正しい判断です。

自治体の市長や町長さんはNHKにごまかされることなく、数字を直視し、基準を守り、自ら正しく判断し、自分の自治体に住んでいる人たちを待避させるべきです。

福島市は、ここ3日で20マイクロ,17マイクロ、13マイクロと幸い、低めになっています。
1000÷17(3日間の平均)=59時間(2日半)ですから、福島に3日以上居住している人はすでに1年間で許容される放射線に暴露されたことになります。

従って、もしも自治体が福島市の市民は1年間で許容される放射線以上に浴びてはいけないと判断するならば、そろそろ避難する必要が生じています。

幸いなことに、福島から南の茨城栃木千葉東京埼玉神奈川等の放射線量は、かなり減ってきました。これから見ると風の向きが北東から日風もしくはやや南風に変わったと考えられます。

この地域はおおよそ0.1マイクロシーベルトを下回りましたから、当面の危険は少なくなったといえるでしょう。

できましたら簡単な計算ですから、付近で測定されているデータを1日ぐらい平均してそれを計算されることをおすすめします。

例えば、1マイクロシーベルトですと、それを1000倍してください。1マイクロシーベルトなら1000倍で1ミリシーベルトになり、一般人が平均的に1年間で被爆する限度になります。

またその値が10ミリシーベル(もともとの測定値が10マイクロシーベルト)を超えるようでしたら、付近の人や自治体と相談をして退避するかどうかを検討されたらいいと思います。



地上放水11人、決死の任務=「リスク承知」-福島第1派遣・警視庁(時事ドットコム)

2011-03-17 21:57:38 | 日記
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2011031700938 より転載します。
頑張って、日本を救ってください。ご無事をお祈りします。

 警視庁機動隊の隊員ら11人が17日午後、東日本大震災で被災した福島第1原発に到着した。同庁幹部は「リスクは承知の上だ」と語ったが、苦渋の色がにじみ出ていた。
 機動隊員10人、警備2課管理官1人が午後2時57分、第1原発に向かったとの報告を受けた-。同庁警備部幹部は午後3時すぎ、報道陣を前にこう切り出した。
 3号機に向け、放水車を操縦する10人は警部補以下の25~41歳。大半が既婚者だ。緊急招集に応じ、被ばくの危険がある現地に赴いた。
 福島第2原発で東京電力などと綿密な作業手順を確認したが、第1原発に見立てて訓練する時間もないほどの慌ただしい出動だった。
 同幹部は「現地の放射線のレベルは低くはないと聞いている。(隊員の健康に)リスクがあるのは承知の上だ」と語り、放水車が廃棄処分になる可能性にも言及。説明中は目を赤くした。
 警視庁では派遣隊員らと密に連絡を取り合ってきた。別の幹部は「ぶっつけ本番で、隊員の緊張はピークだろう」と明かし、「決死隊だ」と唇をかみしめた。
 警察庁は、隊員らが一定程度の放射線を浴びて被ばくする可能性は高いとみているが、「除染には遺漏のないようにしたい」(同庁幹部)としており、万全の態勢で支援をする構えだ。
 同幹部は「厳しい任務と思うが、しっかりやり遂げてほしい」と祈るように語った。(2011/03/17-19:41)

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うんち・おならで例える原発解説~「おなかがいたくなった原発くん」

2011-03-16 22:42:20 | 日記
うんち・おならで例える原発解説~「おなかがいたくなった原発くん」


おなかがいたくなった原発くん、水蒸気爆発を「おなら」、おむつとうんち、注水再開をお薬とお医者さんにたとえています。子どもたちに見て欲しいアニメ。テレビでも放映されるといいですね。

原発がどんなものか知ってほしいby平井憲夫(1997年逝去)

2011-03-16 16:10:12 | 日記
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html 「原発がどんなものかしってほしい」
筆者「平井憲夫さん」について:

1997年1月逝去。
1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。
「原発被曝労働者救済センター」は後継者がなく、閉鎖されました。

1.私は原発反対運動家ではありません
 二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。

 はじめて聞かれる話も多いと思います。どうか、最後まで読んで、それから、原発をどうしたらいいか、みなさんで考えられたらいいと思います。原発について、設計の話をする人はたくさんいますが、私のように施工、造る話をする人がいないのです。しかし、現場を知らないと、原発の本当のことは分かりません。

 私はプラント、大きな化学製造工場などの配管が専門です。二○代の終わりごろに、日本に原発を造るというのでスカウトされて、原発に行きました。一作業負だったら、何十年いても分かりませんが、現場監督として長く働きましたから、原発の中のことはほとんど知っています。


2.「安全」は机上の話
3.素人が造る原発
4.名ばかりの検査・検査官
5.いいかげんな原発の耐震設計
6.定期点検工事も素人が
7.放射能垂れ流しの海
8.内部被爆が一番怖い
9.普通の職場環境とは全く違う
10.「絶対安全」だと5時間の洗脳教育
11.だれが助けるのか
12.びっくりした美浜原発細管破断事故!
13.もんじゅの大事故
14.日本のプルトニウムがフランスの核兵器に?
15.日本には途中でやめる勇気がない
16.廃炉も解体も出来ない原発
17.「閉鎖」して、監視・管理
どうしようもない放射性廃棄物
18.住民の被曝と恐ろしい差別
19.私、子供生んでも大丈夫ですか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ。

 最後に、私自身が大変ショックを受けた話ですが、北海道の泊原発の隣の共和町で、教職員組合主催の講演をしていた時のお話をします。どこへ行っても、必ずこのお話はしています。あとの話は全部忘れてくださっても結構ですが、この話だけはぜひ覚えておいてください。

その講演会は夜の集まりでしたが、父母と教職員が半々くらいで、およそ三百人くらいの人が来ていました。その中には中学生や高校生もいました。原発は今の大人の問題ではない、私たち子どもの問題だからと聞きに来ていたのです。

 話が一通り終わったので、私が質問はありませんかというと、中学二年の女の子が泣きながら手を挙げて、こういうことを言いました。 

 「今夜この会場に集まっている大人たちは、大ウソつきのええかっこしばっかりだ。私はその顔を見に来たんだ。どんな顔をして来ているのかと。今の大人たち、特にここにいる大人たちは農薬問題、ゴルフ場問題、原発問題、何かと言えば子どもたちのためにと言って、運動するふりばかりしている。私は泊原発のすぐ近くの共和町に住んで、二四時間被曝している。原子力発電所の周辺、イギリスのセラフィールドで白血病の子どもが生まれる確率が高いというのは、本を読んで知っている。私も女の子です。年頃になったら結婚もするでしょう。私、子ども生んでも大丈夫なんですか?」と、泣きながら三百人の大人たちに聞いているのです。でも、誰も答えてあげられない。

 「原発がそんなに大変なものなら、今頃でなくて、なぜ最初に造るときに一生懸命反対してくれなかったのか。まして、ここに来ている大人たちは、二号機も造らせたじゃないのか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ」と。ちょうど、泊原発の二号機が試運転に入った時だったんです。

 「何で、今になってこういう集会しているのか分からない。私が大人で子どもがいたら、命懸けで体を張ってでも原発を止めている」と言う。

 「二基目が出来て、今までの倍私は放射能を浴びている。でも私は北海道から逃げない」って、泣きながら訴えました。

 私が「そういう悩みをお母さんや先生に話したことがあるの」と聞きましたら、「この会場には先生やお母さんも来ている、でも、話したことはない」と言います。「女の子同志ではいつもその話をしている。結婚もできない、子どもも産めない」って。

 担任の先生たちも、今の生徒たちがそういう悩みを抱えていることを少しも知らなかったそうです。

 これは決して、原子力防災の八キロとか十キロの問題ではない、五十キロ、一〇〇キロ圏でそういうことがいっぱい起きているのです。そういう悩みを今の中学生、高校生が持っていることを絶えず知っていてほしいのです。


20.原発がある限り、安心できない
 みなさんには、ここまでのことから、原発がどんなものか分かってもらえたと思います。

 チェルノブイリで原発の大事故が起きて、原発は怖いなーと思った人も多かったと思います。でも、「原発が止まったら、電気が無くなって困る」と、特に都会の人は原発から遠いですから、少々怖くても仕方がないと、そう考えている人は多いんじゃないでしょうか。

 でも、それは国や電力会社が「原発は核の平和利用です」「日本の原発は絶対に事故を起こしません。安全だから安心しなさい」「日本には資源がないから、原発は絶対に必要なんですよ」と、大金をかけて宣伝をしている結果なんです。もんじゅの事故のように、本当のことはずーっと隠しています。

 原発は確かに電気を作っています。しかし、私が二〇年間働いて、この目で見たり、この体で経験したことは、原発は働く人を絶対に被曝させなければ動かないものだということです。それに、原発を造るときから、地域の人達は賛成だ、反対だと割れて、心をズタズタにされる。出来たら出来たで、被曝させられ、何の罪もないのに差別されて苦しんでいるんです。

 みなさんは、原発が事故を起こしたら怖いのは知っている。だったら、事故さえ起こさなければいいのか。平和利用なのかと。そうじゃないでしょう。私のような話、働く人が被曝して死んでいったり、地域の人が苦しんでいる限り、原発は平和利用なんかではないんです。それに、安全なことと安心だということは違うんです。原発がある限り安心できないのですから。

 それから、今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大な電気や石油がいるのです。それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いないんですよ。それに、その核のゴミや閉鎖した原発を管理するのは、私たちの子孫なのです。

 そんな原発が、どうして平和利用だなんて言えますか。だから、私は何度も言いますが、原発は絶対に核の平和利用ではありません。

 だから、私はお願いしたい。朝、必ず自分のお子さんの顔やお孫さんの顔をしっかりと見てほしいと。果たしてこのまま日本だけが原子力発電所をどんどん造って大丈夫なのかどうか、事故だけでなく、地震で壊れる心配もあって、このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまうと。これをどうしても知って欲しいのです。

 ですから、私はこれ以上原発を増やしてはいけない、原発の増設は絶対に反対だという信念でやっています。そして稼働している原発も、着実に止めなければならないと思っていあす。

 原発がある限り、世界に本当の平和はこないのですから。


優しい地球 残そう子どもたちに