こんにちは。住宅アドバイザーの三十三です。
いつもご訪問してくださりありがとうございます。
今回は「注文住宅【玄関偏】」です。
ひと目で「住みたい!住んでみたい!!」
直感で、そう感じていただける住まいのご提案を目指しています。
家づくり成功の秘訣・・・。
それは、毎日何度も使う空間をいかに快適にするか。
これに尽きます。
中でも玄関は、他と違って利用度が高いので気が抜けません。
これからの家づくりにお役立ていただけるよう、設計する際に注意すべき点をピックアップしましたので、最後までどうぞよろしくお願いいたします。
はじめに、玄関は3つのエリアに分けられ、それぞれ呼び名がありますので、ここで整理しておきます。
①玄関ポーチ・・・玄関ドア外側の玄関庇や玄関屋根の真下の土間エリア。
②玄関 ・・・玄関ドア内側の靴を履く土間エリア。
③玄関ホール・・・靴を脱いで歩く床エリア。
これら3つをひとまとめに「玄関」と呼ぶこともあります。
【玄関の配置】
玄関は北側に配置すると、快適な間取りが作りやすくなります。
例えばこようのうな間取りです。
限られた面積で暮らしやすさが求められるマンションやアパートの間取りを見ても、玄関はたいてい北側です。
同じ面積でも、北側に玄関を配置すると、コストと暮らしやすさのバランスが取りやすく、理想的な間取りになるということがわかります。
【玄関の広さ】
玄関、玄関ホール共に1畳づつ、合計2畳あるとゆとりある玄関と言えるでしょう。
奥行きよりも幅を広げ、幅を167cm(1間)にすることで、出入りの順番待ちは解消されます。
よりいっそう広く感じさせるには窓を設けて明るくすることです。
窓は、防犯上有効な幅20cm以下の細長い窓にすると、おしゃれで玄関全体に光が届きます。
細ければ頭が入りません。
【玄関の給気】
今の住宅は高気密なので、ご帰宅の際、玄関の臭いが気になることがあります。
それには、あらかじめ自然給気口もしくは、給気ファンの取り付けをおすすめします。
玄関にトイレを配置して、トイレの換気扇で玄関の臭いも一緒に排気させることも一つの手ですが、空気の入り口がなければ、臭いはすばやく抜けません。
給気ファンなら確実に給気してくれ、なおかつ夏場に涼しい風の取り入り口にもなるので一石二鳥です。
電気代が気になりますが、スイッチをタイマー付きや人感センサー付きにすれば、電気代は抑えられ、運転時間が減った分、本体の寿命も延びます。
【玄関ドア】
玄関は空調されない空間なので、冬場の冷気の進入を防ぐ高断熱ドアがおすすめです。
ドアは片引戸や引き違い戸よりも高い気密性が確保されます。
電気錠やオートロックは使い方に慣れるまで少し時間が掛かります。
スペアキーはお子さんも含め、ご家族全員分用意しましょう。
【玄関やポーチの照明】
両手に荷物を持つシーンが多い玄関には、自動でON、OFFする人感センサー付きの照明やスイッチがとても役に立ちます。
【下駄箱】
いつも使いたい高さに、より多くの靴が仕舞える幅の広いタイプは、使い勝手が良く、幅は、160cm程度あれば、5,6の足履きまわしにも対応してくれます。
生活するにつれ、下駄箱の中や玄関の土間に靴がぎっしりと並ぶことが想定されるのであれば、この段階でゆとりのある下駄箱を選んでおきましょう。
下駄箱は、湿気や臭いがこもりやすいので、通気性にも目を向けましょう。
【収納や手摺など】
濡れた雨具を仮置きするスペース。ベビーカーやガーデニング用品、雪かきスコップやほうきなど、外で使う物が置けるスペースがあると重宝します。
靴を脱ぎ履きする時に手摺につかまることができれば、壁の汚れやキズ防止にもつながります。
また、姿見(鏡)が掛けられる壁があると、出かける直前でも、身だしなみのチェックができます。
【郵便ポスト】
郵便ポストは、玄関ドアを開けてすぐ手が届き、雨が掛からない場所に取り付けるのがポイントです。
防火関係や構造的な制限がなければ、外壁を貫通するタイプの郵便ポストにすると、郵便物が直接室内に届けられ便利です。
【玄関床仕上げ】
土間に使うタイルや天然石は、縦横が20cmを超える大判になると割れやすいので、厚みが1cm以上の製品を選ぶと良いでしょう。
【玄関ポーチ】
玄関ポーチには転落防止のための手摺、積雪に備えてポーチ全体を覆う玄関庇があると安心です。
玄関ポーチに取り付けるインターホンの子機は、レンズの汚れや結露防止、本体を長持ちさせるためにも、雨に濡れないところに設置するのがポイントです。
【道路と玄関の段差】
道路と玄関ポーチとの段差は、1段が20cmの2段が理想ですが、長期優良住宅や傾斜地などで、2段を超える場合は、1段の高さが18cm以下のゆるやかな段差にすると良いでしょう。
また、玄関土間と玄関ホールとの段差は、15cm程度にしておけば、土間を水洗いしても木部への吸水を防ぐことができます。
いかがでしたでしょうか。
家づくりは各ご家庭ごとのお考えがあると思います。
考えすぎはいかがなものかと思いますが、家づくりは唯一、「わがままになれる時」なので、楽しく進めていただきたいものです。
次回は「注文住宅【ダイニング中心の暮らし偏】」です。
以上で終わります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
他のブログも家づくりに参考になれば嬉しく思います。
それではまた。
ご訪問ありがとうございました。
いつもご訪問してくださりありがとうございます。
今回は「注文住宅【玄関偏】」です。
ひと目で「住みたい!住んでみたい!!」
直感で、そう感じていただける住まいのご提案を目指しています。
家づくり成功の秘訣・・・。
それは、毎日何度も使う空間をいかに快適にするか。
これに尽きます。
中でも玄関は、他と違って利用度が高いので気が抜けません。
これからの家づくりにお役立ていただけるよう、設計する際に注意すべき点をピックアップしましたので、最後までどうぞよろしくお願いいたします。
はじめに、玄関は3つのエリアに分けられ、それぞれ呼び名がありますので、ここで整理しておきます。
①玄関ポーチ・・・玄関ドア外側の玄関庇や玄関屋根の真下の土間エリア。
②玄関 ・・・玄関ドア内側の靴を履く土間エリア。
③玄関ホール・・・靴を脱いで歩く床エリア。
これら3つをひとまとめに「玄関」と呼ぶこともあります。
【玄関の配置】
玄関は北側に配置すると、快適な間取りが作りやすくなります。
例えばこようのうな間取りです。
限られた面積で暮らしやすさが求められるマンションやアパートの間取りを見ても、玄関はたいてい北側です。
同じ面積でも、北側に玄関を配置すると、コストと暮らしやすさのバランスが取りやすく、理想的な間取りになるということがわかります。
【玄関の広さ】
玄関、玄関ホール共に1畳づつ、合計2畳あるとゆとりある玄関と言えるでしょう。
奥行きよりも幅を広げ、幅を167cm(1間)にすることで、出入りの順番待ちは解消されます。
よりいっそう広く感じさせるには窓を設けて明るくすることです。
窓は、防犯上有効な幅20cm以下の細長い窓にすると、おしゃれで玄関全体に光が届きます。
細ければ頭が入りません。
【玄関の給気】
今の住宅は高気密なので、ご帰宅の際、玄関の臭いが気になることがあります。
それには、あらかじめ自然給気口もしくは、給気ファンの取り付けをおすすめします。
玄関にトイレを配置して、トイレの換気扇で玄関の臭いも一緒に排気させることも一つの手ですが、空気の入り口がなければ、臭いはすばやく抜けません。
給気ファンなら確実に給気してくれ、なおかつ夏場に涼しい風の取り入り口にもなるので一石二鳥です。
電気代が気になりますが、スイッチをタイマー付きや人感センサー付きにすれば、電気代は抑えられ、運転時間が減った分、本体の寿命も延びます。
【玄関ドア】
玄関は空調されない空間なので、冬場の冷気の進入を防ぐ高断熱ドアがおすすめです。
ドアは片引戸や引き違い戸よりも高い気密性が確保されます。
電気錠やオートロックは使い方に慣れるまで少し時間が掛かります。
スペアキーはお子さんも含め、ご家族全員分用意しましょう。
【玄関やポーチの照明】
両手に荷物を持つシーンが多い玄関には、自動でON、OFFする人感センサー付きの照明やスイッチがとても役に立ちます。
【下駄箱】
いつも使いたい高さに、より多くの靴が仕舞える幅の広いタイプは、使い勝手が良く、幅は、160cm程度あれば、5,6の足履きまわしにも対応してくれます。
生活するにつれ、下駄箱の中や玄関の土間に靴がぎっしりと並ぶことが想定されるのであれば、この段階でゆとりのある下駄箱を選んでおきましょう。
下駄箱は、湿気や臭いがこもりやすいので、通気性にも目を向けましょう。
【収納や手摺など】
濡れた雨具を仮置きするスペース。ベビーカーやガーデニング用品、雪かきスコップやほうきなど、外で使う物が置けるスペースがあると重宝します。
靴を脱ぎ履きする時に手摺につかまることができれば、壁の汚れやキズ防止にもつながります。
また、姿見(鏡)が掛けられる壁があると、出かける直前でも、身だしなみのチェックができます。
【郵便ポスト】
郵便ポストは、玄関ドアを開けてすぐ手が届き、雨が掛からない場所に取り付けるのがポイントです。
防火関係や構造的な制限がなければ、外壁を貫通するタイプの郵便ポストにすると、郵便物が直接室内に届けられ便利です。
【玄関床仕上げ】
土間に使うタイルや天然石は、縦横が20cmを超える大判になると割れやすいので、厚みが1cm以上の製品を選ぶと良いでしょう。
【玄関ポーチ】
玄関ポーチには転落防止のための手摺、積雪に備えてポーチ全体を覆う玄関庇があると安心です。
玄関ポーチに取り付けるインターホンの子機は、レンズの汚れや結露防止、本体を長持ちさせるためにも、雨に濡れないところに設置するのがポイントです。
【道路と玄関の段差】
道路と玄関ポーチとの段差は、1段が20cmの2段が理想ですが、長期優良住宅や傾斜地などで、2段を超える場合は、1段の高さが18cm以下のゆるやかな段差にすると良いでしょう。
また、玄関土間と玄関ホールとの段差は、15cm程度にしておけば、土間を水洗いしても木部への吸水を防ぐことができます。
いかがでしたでしょうか。
家づくりは各ご家庭ごとのお考えがあると思います。
考えすぎはいかがなものかと思いますが、家づくりは唯一、「わがままになれる時」なので、楽しく進めていただきたいものです。
次回は「注文住宅【ダイニング中心の暮らし偏】」です。
以上で終わります。
最後までお読みくださりありがとうございました。
他のブログも家づくりに参考になれば嬉しく思います。
それではまた。
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