
こんにちは。住宅アドバイザーの三十三です。いつもご訪問してくださりありがとうございます。
今回は「災害に備える②【停電時】編」です。
停電したら、火災防止のため、ブレーカーを切ってアイロンやドライヤー、電気ストーブなどの電熱を使う家電のプラグをコンセントから抜きましょう。
停電の原因としては、落雷、大雪、突風、地震、そして計画停電などがあります。停電すれば家電製品はもちろんのこと、経済活動さえ停止してしまうおそれがあります。停電は広い範囲に影響を与えるのですが、ここでは各ご家庭内での対応策について考えてみます。
■断水
給水ポンプで給水しているマンションなどの建物は、停電すれば断水もする。と考えておくべきでしょう。一戸建てでは停電時の断水はめったに起こりませんが、念のためトイレ用の水だけでもくみ置きしておくと安心です。
■照明器具
停電時の明かりは、ヘッドライトが両手がふさがらず、顔を向けた方を照らすので、特にトイレで重宝します。また、単3、単4電池を使うタイプであれば、リモコンや体重計、目覚まし時計、玩具などに使われている電池を使いまわしでき、支援物資としての配給も期待できます。明るさは100ルーメンほどでも実用的で、そのうえ点灯時間も長めです。
お部屋全体を照らすには、乾電池式のランタンがおすすめです。ガスランタンやろうそくなど停電時は火気の使用は控えましょう。
■冷蔵庫
停電時に冷蔵庫の代わりになるのはクーラーボックスや保冷バッグです。その中にさらに保冷バックを入れると保冷時間が稼げます。冷凍庫にふだんから保冷剤や冷凍食品、ペットボトル氷を常備しておきましょう。炭酸飲料のペットボトルなら、凍らせても変形しにくく丈夫です。
■エアコンなどの冷暖房
気温が上がり、暑くなればハンディーファンや濡れタオル、うちわ、霧吹き、水浴びなどで暑さをしのぎます。日中、部屋で過ごす時は、南側の窓を閉め、カーテンなどで日差しをさえぎって、部屋の温度上昇を防ぎましょう。また、高い位置の窓と低い位置の窓を開けることも、涼しく過ごすためのコツです。
電源不要の暖房器具といえば石油ストーブですが、停電時は換気扇が回りません。時々窓を開けて換気しましょう。石油ストーブでお湯を沸かせば、湯たんぽも使えます。それから、汗冷えしない靴下やルームシューズなどで足元を温めれば、血流が良くなって寒さがやわらぎます。
■給湯器
給湯器は停電すると運転しません。したがって、お湯は出ません。一方、瞬間湯沸かし器であれば電源不要なのでお湯が出ます‼
■炊飯器
電気炊飯器が使えなければガスコンロで炊飯します。ガスコンロでも簡単に炊飯できるので、いちど実践して慣れておくと良いでしょう。
電源不要のガス炊飯器で炊飯する方法もあります。これなら、炊飯中でもその場から離れることもできて便利です。災害時に炊飯できれば、ストックしているお米が使え助かります。
炊飯や片付けいらずの災害用非常食もありますので、自分に向いている方法を選びましょう。
■充電
車は発電機になります。車から各バッテリーに充電できるよう、それぞれシガーソケット端子をそろえておきましょう。
車から離れた場所でのスマートフォンの充電には、乾電池式のモバイルバッテリーが強い味方です。また、充電ポイント(ソーラースタンド)もチェックしておくと良いでしょう。
最近では電子レンジも使えるポータブル電源やそれを充電するためのソーラーパネルも販売されていますので、備えておくのもひとつです。
■洗濯機
洗濯は天候にも左右されるので、数日分の着替えをストックして洗濯無しで乗り切りましょう。
■テレビ スマホ
停電時にテレビで情報を得るには、ソーラーパネルからの給電か、カーテレビでしょう。スマホでも情報は得られますが、停電すれば自宅のWi-Fiは利用できなくなり、バッテリーと共にパケットが消費され、つながりにくくなるのは時間の問題です。
そんな時に頼りになるのが、AM/FMラジオです。ラジオは最新の情報はもちろん、歌や音楽も流れますので、持っていて損はありません。
それから、ご近所さんとの情報交換も心強いものです。日頃からのご近所付き合いは災害の対策になります。
■トイレのオート洗浄、洗浄便座など
オート洗浄機能付きトイレは手動で水を流しましょう。洗浄便座は動きません。この機会に説明書を読み返しておきましょう。
いかがでしたでしょうか。固定電話も停電時に不通になる機種が多く、他にも多くの家電をお使いかと思います。災害は毎年のように繰り返されているので、いつも使っているものが停電時にも使えるといいのですが、なかなかそうもいきません。停電したら何が使えて何が使えなくなるかを知っておくだけでも、防災への心構えは変わるものです。
以上で終わります。
次回は「③災害に備える【ガス閉栓時】」のお話をしたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございます。
他のブログも家づくりのご参考になれば嬉しく思います。
それではまた。ご訪問ありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます