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893) 私的岩手通史の旅 第70回(前九年合戦 第15幕)

2011年02月28日 | 私的岩手通史の旅
 先日、久々に映画を観ましたが、今の映画館は音がスクリーンの展開に合わせて前後上下左右から聞こえるのですね。後ろから話し声がしたので「マナーを守らない奴がいるなぁ」と思ったら、映画の台詞でした。


第70回 前九年合戦 第15幕(奥州市衣川区 一首坂(後編))

 一首坂の続きです。現在の一首坂は衣川区の観光名所ということもありきれいに整備されています。坂には貞任と義家それぞれが立っていたとされる場所に石が置いてあり、手前が義家石・奥が貞任石と名がついています。

 「日本通史の旅(宮脇俊三著)」で故宮脇氏がここを訪れた際、大根を洗っていたお爺さんに尋ねたところ「貞任石は以前からあったが義家石はどこからか運んできた」という返事が返ってきました。


(一首坂と貞任石・義家石 -奥州市衣川区古戸 2010/05/29-)

 小説「炎立つ」でも一首坂の場面は描かれおり、義家が「衣川の館は滅びたり」と馬上から叫んだところ、貞任は「うぬらに焼かれたわけではないわ。衣も糸が弱まれば自然に綻びる。勝ったとは笑止千万。」と返しています。小説では作戦として安倍軍が柵を捨てて北上している印象を抱かせますが、実際は敗走なのでしょう。

 一首坂の南側、衣川区の中心には古戸古戦場の標柱が立っており、旧殿地区から一帯は激戦地であったことをうかがわせます。


(古戸古戦場跡 -奥州市衣川区古戸 2010/07/04-)


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2009年02月28日の一品・・・459)栃木散歩 日光市(板垣退助と日光)
2008年02月28日の一品・・・192)栃木散歩 那須町(3丁目の夕日?)

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