さて。8月と言えば。
夏真っ盛り、お盆、そして終戦記念日。
1年前に、とある番組を見て思った事を
ここで載せておこうかと。
去年思った事(SNSで書いていた)なんですが、
やはり大切な事なんで。
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とある戦争特番を観て考えた事。
多分人間は繰り返す生き物だなと。
前から感じていた事ですが。
今回、特攻隊の息子を見送ることのできた父親の話がありまして。
その息子が両親や弟に、特攻に出る前に出した手紙があり。
父親、母親、弟に手渡された頃に空に飛び立ったのですが・・
飛行機の不具合で戻って来ていた為に、父親に奇跡的に会うことができ、
父親が見送る中、翌朝再び出撃するのですが。
「お母さんは泣いてなかった?」と聞かれ、
「泣くわけないやろ」と答える父親。
本当は泣いていたのに、息子のことを考え、そう言った父。
「自分が出陣出来て嬉しいでしょう?」と息子に尋ねられ、
父は肯定し、彼は安心したように笑顔で出陣、還らぬ人となります。
父親は、その時かけた言葉に後悔や苦悩します。
戦争で日本は負け、父は息子が生きているかもしれんと帰り来る人を見て
探していたそうで。
そんな中、戦後になり月日が経っていくと、それまではお国の為の
特攻隊ですから、名誉な死だったはずでしたが。
戦後徐々に、息子は名誉な死から「特攻隊なんかで死におって、、」と
近所の人から言われたりして、周りの風潮が変わっていきます。
父親は本当に苦悩していたと、弟さんがその当時の事をインタビューで
話されているのを聞き入りつつ。
なんとも言えない気持ちになった。
近所の人の心無い言葉。
いくら戦時中と戦後だからと言え、、少なくともその当時同じ空気の中
生きてきたのに、酷いな、、、と。
しかしよく考えると、極端ではあるが
この言葉こそが、言葉は酷いが、戦中の異常な風潮と比べ、
逆に幾分正常な事なのか、、と。
「正義」と言い見送る親や、「正義」と信じ死に行く子にとって、
身も蓋もない事ですが、
本当は死にたくないだろうし、子供を死なせたいなんて親はいないでしょう。
それを当たり前にさせる、異常な状況を作る戦争は
絶対してはいけないと思う反面。
この話のように、その時々の風潮で右にも左にも
動いてしまう人の心を思えば、
人間は、同じ事を繰り返していく生き物のように、
残念ながら感じてしまう。
もっと一人一人が自分で考え、周りに惑わされず流されず、
根本を忘れずに自分が正しいと思う正義を貫いていければ、、
そんな事を思いました。