[2] 1992年4月27日 札幌市内をまわてから小樽に行って旭川まで移動する
朝の6:18に札幌駅に着いた。とりあえず駅構内のハンバーガー屋で朝食をとった。
とりあえず時計塔を見に行った。まだ朝早いのに他にも観光客がいた。一組が時計塔の前でポーズをとって記念写真を撮った。次に来た別の一組が時計塔の前で同じポーズをとって記念写真を撮った。有名な観光地では、観光客はみな同じことをするのだ。
藻岩山ロープウェイの営業開始時刻まで、大通公園などをぶらついて時間をつぶした。それから市電に乗って藻岩山ロープウェイの乗り場の最寄り駅まで行った。市電はのんびりしていてとても良い。
藻岩山ロープウェイの乗り場は、かなり急な上り坂の上にある。その横の売店では、「雪印特殊アイスクリーム 当店だけで販売」という看板があった。「特殊アイスクリーム」とはどういうものか食べてみたかったが、寒いのでやめた。
ロープウェイの往復切符は1400円。
山頂展望台までは、ロープウェイからリフトに乗り継がなければならない。スキー場などでリフトに乗りなれている人は大丈夫だろうが、リフトに乗ったことがない人は怖いと思うのではないだろうか。
山頂展望台の望遠鏡は無料であるが、古いものはレンズの中にカビが生えていた。
快速いしかりライナーで札幌から小樽に行く
札幌から小樽行き快速いしかりライナーに乗った。
旧式の車両だ。車内の半分がボックス席で残り半分がベンチ席だ。ボックス席はやはり埋まっていて、ベンチ席が空いていたので座る。出発時刻までにかなり混んできた。
手稲から小樽の手前まで眠った。やはり座席の夜行列車では寝不足だった。
小樽駅構内のそば屋のおすすめ品は「うにそば」だった。他の一般的なそばとうどんは300円前後だが、うにそばは500円である。せっかく来たのだから注文した。ふつうのそばの上にうにが乗っただけのものだった。食べているうちにうにが汁の中に分散していった。
小樽から快速マリンライナーで札幌に戻った。マリンライナーは新しい車両だった。良いシートで配置も全然違っていた。乗り心地も静かさも行きの旧式電車と全然違って快適だった。
特急スーパーホワイトアロー15号 札幌15:00発 旭川16:20着で旭川に行く
札幌駅で一旦改札を出て、コインロッカーから荷物を取り出し、再び駅のホームに向かった。
改札口前のコンコースにCDの安売りワゴンが出ていた。わざわざ旅先で買うこともないと思いながら、ビートルズのCD3枚組を買った。
ホームに上がると、自由席禁煙車のところに7、8人の列ができていた。この数だと余裕で座れる。その後ろに並んだ。
特急列車が来た。派手な電車だ。先頭の列車名の表示が電光掲示板になっていた。
車内に入った。シートがゆったりしていてきれいで大変快適だった。窓も大きくて気分がいい。新幹線の車両のように、車両端の通路のドアの上に掲示器があって、発車時刻や途中停車駅などを表示していた。それによると、この車両はグッドデザイン賞をもらったそうだ。
4列席の窓がわ両端にひとりずつ座るぐらいの乗車率だった。席で文庫本とディスクマンとさっき買ったCDを出してくつろぐ。靴を脱いでくつ下で足かけに足をかけた。すると足が臭かった。思えば昨日の朝に家を出てから夜行列車も含めて乗り継いできたので、服もくつ下も替えていない。足を出しておくと臭いので靴を履いた。
「滝川」は「たきがわ」でなく「たきかわ」だった。
旭川で、旭川東急インに泊まった。駅からかなり遠かった。
今夜の夕食は、道産牛ステーキのコースで3500円だった。うまかったが量が少ない、