関西空港の国際線到着ゲートにはトイレがない。
検疫所まで来てやっとトイレがあった。
検疫は何もないので素通りで、入国審査に進んだ。日本人の帰国のところに行くと、顔認証の自動化ゲートがずらっと並んでいた。空いたところに順に行くと、出国の時と同じように、パスポートを読ませて顔認証をして、ゲートが空いて、入国審査が終わった。入国もこんなに簡単になっていたとは、コロナの海外旅行空白期間にいろいろと変わっていた。
また階段を降りて、手荷物受取所に行った。台北発の掲示があるレーンで待った。すでにベルトコンベアが回っていた。荷物が次々と出てきた。なかなか出てこない。今回は空港で荷物を預けたのではなく、台北駅で預けたので、そこで何か手違いがあれば、ここには出て来ない。
かなり待って、やっと出てきた。台北駅から運ばれた荷物は空港で乗せた荷物よりも奥に押し込まれるのだろうか。タグの名前を確認して、税関に移動した。
税関では、黄色いカードとパスポートを出して、確認が済むと、入国手続きがすべて終わった。税関はVisit Japan Webというサイトで事前に申請すると、すぐに通れるらしいが、税関はもともと時間がかからないので、黄色いカードの方が簡単である。
1階の到着ロビーに出た。レンタルWi-Fiルーターを返却しなければならない。レンタルWi-Fiルーターの返却カウンターが並んでいるエリアに行って、探した。なかなか見つからなかった。今回のレンタルWi-Fiルーターは、無人の自動返却機に返すことになっている。やっとその機械を見つけて、ルーターを空きスロットにガチャっと入れた。これだけで返却完了のはずである。
1階からエスカレーターを上がって2階に行き、連絡橋を渡って駅に移動した。
JRのはるかの次の列車が出発する時間が近づいていた。はるかの特急券の自動券売機の列に並んだ。何人か並んでいた。出発時刻が近づいていた。指定券の場合、出発時刻の前に販売終了になると思うので、はるかはあきらめて、約20分後に出る南海ラピートにした。
南海電車の自動販売機はあまり人が並んでおらず、すぐに買うことができた。出発までにまだ時間があったが、すでに普通席は売り切れてスーパーシートしかなかった。JRのグリーン車は普通席に比べて1000円以上追加料金になるが、南海ラピートのスーパーシートは210円だけプラスなので、スーパーシートの券を買った。
南海電車のホームに降りた。空港急行が停まっていた。ラピートの出発まで約20分ある。となりのJRホームからはるかが出発し、関空快速が出発して行った。
南海ホームから空港急行が出発した。ラピートが入ってきた。乗った。他の席もほぼ埋まっている。この列車は全席指定で全席売り切れているというアナウンスがあった。この時間にこんなに関西空港から市内に移動する人がいるとは思わなかった。席が取れたのはぎりぎりだったのだ。この分だとJRはるかも指定席は満席だっただろう。ラピートに切り替えて良かった。
ラピートが出発した。このラピートは停車駅が多いタイプだったが、快適に市内に向けて走って行った。
2023年8月の台北から帰り-(5)
機内食の途中で、コーヒーのポットを持ってキャビンアテンダントさんが回ってきた。コーヒーの場合はミルクと砂糖を一緒にトレイに乗せているので、見ればすぐに分かる。コーヒーはパスした。
その後に紅茶のポットを持ってキャビンアテンダントさんが、回ってきた。温かい紅茶をもらった。熱すぎずぬるくもなく、良い紅茶だった。
機内食のトレイが回収される前にトイレに行っておいた。機内食のトレイが回収された後はトイレが混む。トイレはA330もB787も似たようなものだった。
音楽を聴きながら過ごしていると、着陸態勢に入った。行きのA330ではイヤホンを座席のひじ掛けの先に差したが、この便はイヤホンをモニターの左下あたりに差す。着陸態勢なので、イヤホンを抜くようにキャビンアテンダントさんに言われた。座席の前にとび出しているものがあると危ないということだろうか。
国際線は着陸態勢に入ってからが長い。予定の着陸時刻までまだ約30分ある。
着陸した。ここからゲートまでまだ少し走る。
ゲートに着いた。シートベルトサインが消えると、席から立って上の荷物入れからカバンを取り出してiPadを入れた。それから飛行機から降りる列が動き出すまで、しばらく待つ。
列が動き出した。国内線だと機内持ち込みサイズのキャスターバッグを狭い通路で引く人が多くじゃまになるのだが、国際線では最初から荷物が大きくて預け入れる人が多いようで、大きい荷物を持つ人は少ない。
ボーディングブリッジを渡ってターミナルに入った。そこから入国審査場まで歩くかと思ったら、関西空港はシャトルに乗るのだった。ボーディングブリッジからシャトル乗り場までトイレがない。着陸態勢の間にトイレに行きたくなった人は困ると思う。間の廊下にひとつぐらいトイレを用意するべきだろう。
シャトル乗り場に着いたら、ちょうど出たところだった。ビジネスクラスの乗客を乗せたから出発したのだろう。
しばらく待つと、シャトルが戻ってきて、乗り込んだ。待っている間に人が増えたので、かなり混んだ。しばらくして走り出し、しばらく走ると本館に着いた。階段を降りて検疫のフロアに来ると階段のすぐ横にトイレがあった。何人もの人がトイレに入った。やはりシャトルに乗る前にトイレを設置するべきである。検疫フロアの係員が、この先にもトイレがあります、と言っていたが、階段から降りてきた人が次々とそこのトイレに入っていった。
2023年8月の台北から帰り-(4)
エバー航空BR130 B787の機内は満席だった。
カバンからiPadを取り出して席の前のポケットに入れ、座席の上の物入れにカバンを入れた。席にはインナーイヤホンが袋に入って置いてあった。B787はさすがにプラグが1本の普通のイヤホンだった。
シートモニターがついていた。行きのA330よりもひとまわり大きい。出発前は操作できないのは同じ。
乗客が全員乗って席に落ち着くまでしばらく待った。キャビンアテンダントさんは髪をきっちりまとめて顔にかからないようにしている人が多いが、この便でもショートカットにしてまとめていない人がいた。
シートモニターに安全上の注意のビデオが流れた。行きの便のビデオと同じで、ヒゲのおじさんが中国茶を飲みながら説明していた。
動き出した。動き出してから離陸までしばらく時間がある。
離陸して安定飛行に入った頃に、シートモニターのタッチパネルを操作してみたら、操作できた。いつから操作できるようになっていたかは不明。行きのA330のタッチパネルは反応が遅くて使いにくかったが、このB787のタッチパネルは反応が良くて使いやすい。
映画やテレビ番組の内容は行きの便と同じだった。
途中でキャビンアテンダントさんが日本の税関申告用の黄色いカードが配られた。これは以前と全く同じであり、アナログの紙カードのままで進歩していない。
機内食の時間になった。メニューは1種類である。まず食事のトレーが配られ、その後に飲み物が紙コップに入れられて配られる。
ごはんのメインディッシュがあっても小さいパンがついてくる。
帰りの便の機内食は、台湾の普通の食堂のご飯のような、庶民的なご飯で良かった。やや濃い味付けの豚肉はいかにも台湾の食事という感じだった。小鉢に細切り鶏肉入りサラダが入っていた。これもうまい。デザートはリンゴとメロンとミカンがひとかけらずつ入っていた。これもゼリーよりうまい。帰りの便の機内食は良かった。台湾発の便の方が美味いのか?
2023年8月の台北から帰り-(3)
台北桃園空港のセキュリティと出国審査を終えて、免税店が並ぶエリアに出た。
セキュリティチェック後のエリアには、店がたくさんある。しかし免税品や土産物の店がほとんどであり、どの店も代り映えがしない。以前は音響機器やCDやDVDを売っている店がもっとあったはずである。
ターミナルの中を歩き回って、いろいろと店を見てから、エスカレーターを上がってエバー航空のラウンジに向かった。出発ゲートは3階だが各航空会社のラウンジはその上の4階に並んでいる。ラウンジに行く途中にマッサージの店があった。これまでショルダーバッグを肩にかけて台北市内を歩き回っていたので、頭首肩のマッサージ15分300元をやってもらった。肩から上が楽になった。
エバー航空のラウンジは1か所改装中だった。
ラウンジに入った。オンラインチェックインができた後で、搭乗券の画面とラウンジの招待券の画面が表示された。このラウンジの招待券の画面でラウンジに入れるのかどうか、やってみた。
ラウンジの受付の人は、その画面を見てQRコードをスキャナーでスキャンして、少し迷ったような間があったが、入れてくれた。
エバー航空のラウンジの食事提供場所は、ホテルの朝食バイキングのようになっていた。関西空港のANAのラウンジと比べて、食事の充実度がかなり上である。しかし、どうせすぐに機内食が出るので、食事はせずにお茶だけ飲んだ。
ラウンジの窓から階下のチェックインカウンターが見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/bd/ffc798102c50be3f48007ac148244e3e.jpg)
帰りの便は定刻どおりだった。
ラウンジを出て、出発ゲートまで移動した。途中で動く歩道に何回か乗って、結構な距離を歩いた。
すでに搭乗が始まっていた。ゲートの前には多くの人がいた。帰りはB787である。それでも満席だろう。
ゲートを通るときに、パスポートとここでもまたスマートフォンの画面の搭乗券を見せた。座席の番号を確認するのにこの画面を見なければならないので、座席に着くまでずっと表示させたままである。
機内は満席だった。