ANA986便 大阪伊丹 7:05発-東京羽田 8:10着は満席だった。
ヘッドホンを取り出して、ビニール袋を破って、オーディオプログラムを聴いた。今月は80年代のヒット曲を放送している。普通のヘッドホンジャックなので、自分のインナーイヤホンでも聴けるはずだが、備え付けのヘッドホンを使った。
そろそろ扉が閉まる頃である。通路をキャビンアテンダントさんが、キャスターバッグを引いて歩いて行った。置き場所がないバッグをどこかに収納するのだろう。キャスターバッグは機内に持ち込むとジャマなので、預けて欲しい。
斜め前の席のおっさんは、テーブルを出してノートパソコンを開いて何かしていたが、キャビンアテンダントさんにテーブルをしまうように言われてテーブルをしまい、膝の上でパソコンをいじり続けた。
安全設備の案内の映像が始まった。以前はCGアニメだったが、今日は実写版だ。アニメは評判が悪かったのだろうか?確かにCGアニメは実感がわかない。
動き出した。
いつものように、滑走路の端までゆっくり移動し、しばらく待ってからエンジンがフル回転になり、滑走を始め、離陸した。前のモニターは、滑走中は飛行機の前方を映し、離陸すると下の映像を映した。
隣の席の若いおっさんがサンドイッチを食べ始めた。こんな狭い席で。待合所のベンチの方がゆったりしているのに。飛行機に乗ったらくつろげると思っていたのだろうか。タマゴサンドイッチはけっこう匂いがするので、早く食べ終えて欲しい。
飲み物のサービスがまわってきた。始発の飛行機なので、寝ている人が多い。隣のタマゴサンドイッチのおっさんも、食べ終えて寝ていた。窓側の席のおっさんも寝ていた。斜め前のパソコンのおっさんも、パソコンを閉じて寝ていた。
寝ている人はパスして飲み物を配っているので、満席の割には、ワゴンが来るのが早かった。
アップルジュースをもらった。紙コップにはナビタイムの広告が載っていた。このような細かいところで金を稼いでいる。