現在りんご畑には、ちっちゃな実がたくさん実りはじめました!
中には、まだ梅ぐらいの緑色の実もあれば、ほんのり赤くなりはじめたものもあります。
たった1ヶ月間でこんなに成長しました。
ちょうど今「実すぐり」の最中です。それでは「実すぐり」について、簡単にご説明します。
「実すぐり」とは、「摘果」のことで、文字通り「果実を摘み取る」ことを言います。
「せっかく実った実を、なぜ摘み取ってしまうの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、枝についた全部の実をそのままにしておくと、栄養分が全ての実に行き渡らず育ちが悪くなり、品質の良いりんごが出来ないのです。味が良く、大きなりんごを育てるには、1株に一つ、もしくは、3~5株に一つの実がなるように、それ以外の実を全て摘み取ってしまいます。
このりんごの実すぐりを全て手作業で行います。残すべき実を選び、それ以外の実を摘む。畑にある何百本、何千本ものりんごの木を一本、一本、丁寧に作業していきます。毎年のこととはいえ、実際には「どの実を残して、どの実を摘むか」、全く悩まないわけではないのです。
※「実すぐり」の作業にも手順があり、一度、摘果をしたものを仕上げの摘果を行い、その後、収穫前の8月上旬までに葉っぱ量や実がついている場所を再度、見直します。6月19日