リンゴ園濁流に呑み込まれる

台風18号の影響で、岩木川の氾濫危険水位（レベル4）に達し、増水した河川敷のリンゴ園では激流と化した泥水に呑み込まれ、収穫を控えたりんごは全滅です。1年間手塩にかけて育てられたりんごは収穫することなく腐敗し廃棄処分されます。せなりー園は平地にあるため被害を免れましたが、1日に2か月分の大雨は過去に例がなく、いまさらながら自然災害の猛威に驚くばかりです。

冠水し濁流に呑み込まれたリンゴ園

【動画youtubeせなりーサイト】http://www.youtube.com/watch?v=FvEKoZJORZQ

◇被害額（10月1日ー青森県防災消防課調）

・被害額　8億３７０９万１千円

水害としてはりんご栽培史上最悪

りんごの生育状況 －肥大－

現在、ふじの横径８０ミリとほぼ平年並みに推移しています。９月に入り朝夕、涼しさを通り越して寒い日も多く着色の好条件となっています。りんごもほんのり赤みがさしそろそろ葉摘みの作業が始まります。葉摘みは最初軽く、果実に付着した葉を摘む程度にとどめます。

今どきのりんご園 －つがるの生育状況－

最高気温は高いものの最低気温が20度以下とりんごの肥大と着色に有利な条件が続いています。10日頃の収穫をめどに着色の進みに合わせ葉取りとツル回しの作業が続きます。高温化のりんごの日焼けに注意し進めていきます。