悠々ファーム せなりー

つがるの古都弘前市 四季折々の美しい自然の中で育まれている りんごっこ情報をお届けします。

平成30年度エコ農業学校第3回講座

2019年02月14日 | 今どきのリンゴ園
化学肥料や化学合成農薬を減らした、環境にやさしい農業(エコ農業)実践農家を対象とした、「エコ農業学校」が毎年数回開講していますが、「環境にやさしい農業技術の向上」を狙いとした3回目の講座を紹介します。2月13日(水)

◇参考資料 

◇「総合的病害虫・雑草管理(IPM)について
1、農薬の使用量低減に向けた取組の必要性…薬剤抵抗性病害虫発生への対策
2、IPMで実施される防除手段…〇耕種的防除(栽培方法や作付け体系の工夫、抵抗性品種の導入等)〇生物的防除(天敵や微生物などの生物を利用した病害虫防除の方法)〇物理的防除(防虫ネット、色、光、熱などの利用による病害虫防除の方法)〇科学的防除(化学合成農薬による病害虫防除の方法)
3、IPMの基本的な実践方法
1、予防的措置(病害虫の発生しにくい環境の整備)
2、判断(防除要否及びタイミングの判断
3、防除(多様な手法による防除)
4、「環境にやさしい農業に取り組む農家への支援制度」他

◇取り組み事例紹介「樹の状態に合わせた管理で環境にやさしいりんごの生産を実践」
1、現在「青森県特別栽培農産物」を実践しており、有機JAS取得に向けた検討を進めている。
2、栽培管理について
・鶏糞と籾殻堆肥を発酵させた堆肥を必要(樹勢)に応じ施用 ・草刈りは適度に草生を維持し年2回実施 ・樹勢健全化のため植物エキスを定期的に散布 ・50種類以上の病害虫すべてを防除することは不可能に近いため、天敵を育てる増やす防除が基本
3、こだわり
・取組5年目までは大変だが、化学合成農薬を使わないか減らした栽培は、継続していると樹や葉が健康になっていくため、だんだんと栽培が楽になっていく ・特別栽培の取り組みに関心がある消費者との絆ができてゆく ・味を重視しているので無袋栽培が基本 ・将来的には全園地無農薬(葉とらずりんご50%)にしたい

開催場所 青森県観光物産館アスパム14Fからの眺め

※参考資料 - 農林水産部 > 食の安全・安心推進課 > 総合的病害虫・雑草管理(IPM)について
https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/nourin/sanzen/files/2015-0223-1514.pdf
もっと詳しくお知りになりたい方お気軽に こちら「悠々ファームせなりー」

◇今どきのせなりー園◇ 2月1日 ワイ化園


積雪80~100cm 例年より2~3割程度多い
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