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松永K三蔵の『バリ山行』を読んで、バリ=バリエーションルート=通常の登山道ではない道、ということを初めて知った。そして思い出した、ハワイで偶然にも(まったく意図せず)そういう経験をした、ということを!今日はそのとき(2015年10月)のことを書いてみたい。
オアフ島には山があちこちにあるが、登山口や登山ルートなどの情報はとても少ない。案内標識があり、ルートが整備されているのは、観光客が訪れるワイキキやホノルル近辺の山に限定される。それでも山歩きがしたい人は、実際その山を歩いた人のウェブサイトやブログに記載されている情報が頼り。
東海岸のクラウチングライオンハイキングがスリリングで面白い、という情報を見つけたわたしは、絶対ここを歩く!と決めて、さらに時間をかけて情報収集した。なかには、滑落して命を落とした人も何人かいる、という恐ろしい情報もあったが、好奇心が勝った。ところが、肝心のルートがどうもはっきりしないのだ。
それならともかく近くまで行ってみよう、ということで車を走らせる。登山口らしきところには駐車スペースがないので、もう少し先に行き、自然公園の駐車場があったのでそこに停める。そこから登山口らしきところまでは歩いて1キロちょっとあったと思う。
わたし達(同行者はex)が登山口らしきところだと思ったのは、↓の写真の右の方に見えている土のところ。
ところが、これがとんだ勘違いだったことが、後でわかる!
あら、なんかいいわ。いかにも亜熱帯の山道って感じで。と、余裕で歩き始める。
ところが、すぐに道らしきものが見えなくなる。あれ~、おかしいなあ。でも、あの木にピンクのリボンが巻いてあるから、きっとこっちでいいんだよ。
おかしい。歩いても歩いても、山道らしきものは一向に見えてこない。とはいえ、この時点で引き返すのは嫌なので、こんなふうに木々の間をとにかく歩いていく。
やっぱりおかしいかなあ、と思いながらも、2人は進み続ける。実はわたしもexも方向音痴、お互い当てにならないのだ。
すると!!!目の前にいきなり絶壁が現れる!!!ほかに回り道はない。ここを登るしかないのだが、これをどうやって登れというのだ!?
鎖も紐もなんにもない。ロッククライミングをしたことのないわたし達は心も体も準備が整っていない。それでも、仕方ない。掴めるものは岩でも草でも掴んで、必死に這い上がる。
はあ。なんとか上がれた。ご褒美に素晴らしい風景が広がっていた。こちらは海側で、
こちらは山側。いい眺めだね~。ところが・・・。
またありましたよ、こんな土壁が!でもこのときは周りに植物がたくさん生えていたので、それを掴みながらなんとか登れた。
でも、草が生えていない部分があるというのは、登山者がここをよじ登っているからだろうと思い、危ないけれどこのルートでいいのかも、という気がしてきた。
山側の風景も素晴らしい。少しずつ高く登っているのがわかる。
と!!!またまた、わたし達の行く手を絶壁が遮る!冗談でしょう、もう~。これで3度目だ。ありえない。わたしは情けなくも半泣き。
前に進むしかないので、ええいっとスパイダーマンになったつもりで岩にへばりつき、必死に登る。おかげで、Tシャツもジーンズも汚れてしまった。
それでも、またご褒美の絶景が待っているのだから。これってまさに、飴と鞭よね。
海の青さに目を奪われる。
もう、これ以上絶壁はないでしょう。ここがクラウチングライオンのいるところだから。
はい、会えましたね、クラウチングライオンさん!岩がかがんでいるライオンの横顔に似ているので、クラウチングライオンという名がついたらしい。
清々しい!!この美しい海で泳ぎたい!!
向こう側もこんな切り立った崖になっている。どうりで滑落者が出るわけだ。わたし達はクラウチングライオンのところで引き返すことにした。これで十分。
よ~く見ると、クラウチングライオン岩の近くから、下りていけそうな山道がある。わたし達が登ってきた道と違うものだ。たぶん、こっちが正規の山道なんじゃない?とexと意見が合い、帰りはこちらを歩くことにした。↓のわたしのジーンズが土で汚れているのも良い記念(笑)。
果たして大正解であった。日本の山道ほど整備はされていないものの、登りに歩いた道よりはずっと道らしい。しかも、急斜面はちゃんとロープを伝って上り下りできるようになっているではないか!
見えてきた!車道が!そして、交通標識も見える。ああ、ここが正規の登山口だったのね~。
ということで、もう一度最初の写真と比べてみる。左下に見えている交通標識の近くにある道(オレンジ色の矢印)が、正規の登山口で(↑の写真の道)、わたし達が間違えて入っていったのが右の地面が見えているところ(紫色の矢印)。
exもわたしも山歩きは初心者レベルなので、よくこんな獣道っぽいところ、しかも絶壁が3か所もあるところを歩いたもんだわ、と感心するやら呆れるやら。これが最初で最後のバリ山行、冷や汗ものの思い出でした!
こんばんは
なんと10年前にバリを体験してたんですね。
怖いもの知らずのお姉さん、よく無事に制覇できました!
3番目の難所の絶壁をよく登りきれましたね。
ここは下りだったら超危険ですよ。
帰り道は登山道がわかり良かったですねー
storytellerさんのこの記事と写真が、どなたかの役に立ってくれるかもしれませんね。
登山口に標識がないときは、勘で進むしかないものね。
鬼が出るか蛇が出るか、スリリングを味わいたい人はGo!
ところで、先日友達と話してたら偶然マムシ草の話が出て、マムシ草はウラシマ草によく似てると言ってました。
そこで、写真を見てみたら本当に似てるは!
浦島太郎の釣り竿から名前が付いたそうですね。🎣
細い茎が糸のようです。
どちらかを実際に見てみたいな。
入口が少し違うだけで、まったく違う行程になってしまうのですね。
厳しさと言うのかな?
岩のゴツゴツ感とか色とか。。
日本とは違うところを感じました。
峠を越えると素晴らしい景色@@
頑張って登った甲斐がありましたね。
怪我無く無事に帰還できて良かったです^-^
はて、どなたでしょう🤔
ですがきっと楽しい思い出だった事でしょうね〜
海外行った事ないから良いなぁ〜☺️
おはようございます。
ハワイ(オアフ)は山の情報は本当に少なく(観光客のほとんどは
ビーチを目指すからかな?)、
あるとしてもたいていがバリです。
それを覚悟で登る冒険家たちがブログなどで情報を提供しているので、
当然危ないルートが多く。
せめて登山口に標識を立ててくれればいいのになあ。
要するに、自己責任で登れ!ってことでしょうね 苦笑。
そうそう、マムシグサとウラシマソウはよく似ていて
区別が難しいですよね!
マムシグサは偽茎がマムシの模様なので、そこで
区別するみたいです。
あの独特な花が咲くのは4月~5月みたいなので、
近くの里山を歩いてみてくださ~い!!
コメントありがとうございました♪
おはようございます。
テキサスの砂漠地帯の山ほど険しくはないし、
高温多湿なので緑が濃く、花もいろいろ咲いていましたが、
尾根が急こう配なところが多いのが特徴でしょうか。
登る前は大丈夫、と軽く考えていたのですが、
絶壁を前にして心の底から恐怖を感じました。
もうバリ山行はできないなあ。だからこそ貴重な思い出です。
コメントありがとうございました♪
おはようございます。
説明不足で失礼しました~。
下から4枚目の写真、スマイルフェイスのわたしが立つすぐ後ろに立つのが
クラウチングライオンです。
顔が右を向いているみたいに見えますよ、ね?
コメントありがとうございました♪
モケケ先生今日も楽しくいきますよー😚😚😚
なるほど~。そういう見方もできますね。
寒くて風も強いけれど晴天の一日、お互い良い日にしましょう!
良い一日を〜😁
>|д・) ソォーッ…🍫友チョコ... への返信
Thanks for the chocolate!!
You are such a nice person!