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storytellerです。本当に短い物語を書いたり、思い出話や日常の諸々について綴ります。

テキサスの春夏秋冬

2024-10-09 11:17:35 | 思い出

フォローしているブロガーさんの記事で気球やハロウィン仕様の住宅の写真を見ているうちに、10年暮らしたテキサスでの日々が蘇ってきて、それについて記事を書いてみたくなった。

テキサスは夏が長く、真夏は連日40℃を超す酷暑が続く。そして、少し涼しくなったかと思ったら一気に冬がやってくる。よく友達と「テキサスって夏と冬しかないわよね。春と秋はどこかに追いやられちゃったのよ」と冗談を言ったものだ。そのくらい気候変動が過激な州だ。

もっともテキサスといっても広大(面積は69.2万㎢で日本の約2倍!)なので、地域によって多少の違いはあるだろう。ここではわたし達が暮らしたダラス近郊都市の様子を、手元に残っているデジタル画像で紹介したい。

4月。体感的には夏だが、一応春ということにしておこう。この時期はテキサス州花ブルーボネットが咲き乱れる。

満開時は青の絨毯を敷き詰めたようになる。

そしてあっという間に春は去り、長く過酷な夏が始まる。一歩外に出るとオーブンの中に入れられた肉かケーキのような気分になる 笑。

7月。わたしの大好きな向日葵も、熱射病気味なのかあまり元気がない。

9月。ダラス近郊の街では毎年バルーンフェスティバルが開かれる。色とりどりの気球が空高く舞い上がる様子を見るのは心躍るものであった。

10月の夕焼けは優しくも寂しい。夏の終わりを告げる風景でもある。

11月。秋のような冬の始まりのような微妙な時期。ダラス近郊では紅葉を目にすることはめったにない。ほとんどの葉が緑色からいきなり枯葉色(茶)に変わってしまう。が、テキサス東南部にタイラー州立公園があり、そこでは鮮やかな紅葉が見られた。

12月。クリスマスを祝って、子ども達はジンジャーブレッドハウスを作った。

平和への祈りを込めて。

1月1日。新年の幕開け、自宅から車で30分ほどの何もないただの平原から、初日の出を拝んだ。

1月と2月は寒さが非常に厳しい時期だ。

雪も降るが、

一番怖いのは、みぞれ。これが道路一面に張り付いてスケートリンクのようにつるっつるにしてしまう。そうすると車の運転は死と隣り合わせ。冗談抜きで本当に恐ろしいのだ!↓の道路が白いのは、雪ではなく凍り付いたみぞれのせい。

ここまでひどい状態になると、近隣の学校は休校になる。歩くのはもちろん、送迎の車の運転も危険だからだ。

それでも、美しい冬の風景は目を楽しませてくれる。街路樹の氷柱がきらきら輝いている。

こちらは2月のある日の夕焼け。ゴージャス!と叫びたくなる風景だった。

番外編:

ダラス近郊のお洒落なショッピング街。お店は一階部分で、それより上の階はアパートになっている。

わたしの大好きなキャロットケーキ。

やみつきになり、一か月に一度は必ず食べていた(だから太ったのだ!)。

こちらは10月にヒンドゥー教の新年を祝うお祭り「ディワリ」があるが、近所のインド人の友人が自宅にこんな見事な飾りつけをしていた。いろんな神様がずら~り。

テキサスで一番親しくしていたのは韓国人のK。わたしより3つ年下の、頭脳明晰で料理と手芸が得意な美人さん。今も時々メールでお互いの近況を報告しあっている。小顔ですらっとしているのがKで、顔がアンパンマンのように丸くなっているのがわたし(テキサス在住時の体重は今より6キロも多かったよ!!笑)。



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (fairy333)
2024-10-09 12:37:54
storytellerさん

こんにちは
テキサスの1年を紹介してくれて、美しい動画を観てるようでした。
夏と冬の二季しかなくなってきてるようですね。
テキサス州というと、アラスカ州の次にどデカい州で、二番目に広い州でしたね。

夏のover40度の酷暑も厳しいけど、冬の道路の凍結による事故が怖かったのですね。
秋のバルーンフェスティバル、クリスマスと楽しいことが目白押し!
真冬の街路樹の氷柱はなかなか観れる光景ではないですね。
燃えるような夕焼けも日本のよりもダイナミックで圧巻です!

インドの人が祝う新年のお祭りの飾り付けは、日本の雛壇みたいですね。

あの〜、お写真でstorytellerさんは、右側の女性でしょうか。
現在のstorytellerさんは左の女性ですよね。
さて、どちらでしょう?
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夕焼け (storyteller)
2024-10-09 12:51:32
fairyさんへ

こんにちは。
フィルム使用の写真にはもっと良いものがあるのだけど、
ブログに載せるには手間がかかるので、
デジタル画像限定で記事を書きました。
楽しんだいただけたようで嬉しいです~。

夕焼けは実にダイナミックでしたね。
CD-ROMに保存されているものだけでも20枚近くありました。笑。

Kはたくさん食べても太らない得な体質、逆にわたしはちょっと食べても太る損な体質。
テキサス時代より6キロ減の今も、Kのスタイルの良さには
かなわないわ~。張り合う気力もありません 苦笑。

コメントありがとうございました♪
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Unknown (ポンまま)
2024-10-09 21:56:48
これが全部storytellerさんの身近にあった風景?
と思えば思うほど、素敵すぎる~!と
記事を何度か読み返した私です。
外国に住むなんて、私には想像することさえ
難しいです。それくらい狭い日本の狭い地域で
チマチマと暮らすことのみ続けてきた私。
同じ人生なのに、こうも違うものかと。
きっとstorytellerさんの価値観や
世界の見え方は、私とは比較にならないくらい
広大で素晴らしいものなのでしょうね。
よく娘たちが、ままの老後は一緒にセネガルで
暮らそう!と言うのですが、私は日本から一歩も
出る気はない!と言い切ってます。笑
ま、それは人それぞれで良いですよね。
でも狭い世界から、広い世界を覗かせて貰うのは
とても嬉しく、そして楽しいです。
また是非見せてくださいね♪
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世界 (storyteller)
2024-10-10 06:31:19
ポンまま さんへ

おはようございます。
コメント読んで、嬉しくもあり、気恥ずかしくもあり。
だってわたしは高校生の頃から「外」を向いていて、
ひたすら海外を目指し、その結果自分の母国である日本のことは
知らないことが多い、ということになってしまったのです。
歴史も政治経済のことも、自分の国なのに・・・という
情けない状態。
理想は自国のことはもちろん外国のことにも精通する、
でしょうが、これがなかなか難しいですね~。

セネガル、未訪の国なので興味あります!
娘さんご一家に幸あれ!と強く願わずにはいられません。
って、え!?みなさん日本ではなくセネガルに住む予定なのですか?
それは寂しくなりますねえ。
うちの息子はアメリカ永住を決めているので、
結婚して孫がうまれてもわたしはなかなか会えない、
ということになりそう。まだ気が早いでえすが笑。

コメントありがとうございました♪
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Unknown (ally)
2024-10-10 11:37:46
こんにちは。
素敵です!
広々とした南西の空。私が滞在していた北東の空とは違うような気がします。みぞれでカチンカチンの道はさすがに怖そうですが、テキサスは冬の眺めも素敵なんですね。^ ^

アメリカはどうしても太りますよね。私なんて数ヶ月滞在するだけで6キロ増加しちゃいます。(笑)
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乾燥気候 (storyteller)
2024-10-10 21:53:20
>ally さんへ

こんばんは。テキサスは乾燥気候なので、
空が澄んでいると感じることが多かったです。
カリフォルニアもその点では同じでした。

みぞれでカチンカチン、恐ろしい経験をしました!!
思い出したくもないくらい。
日本では道路に雪が積もることはあっても、
みぞれでスケートリンク状態になることはないですよね。
東海岸のほうはどうでしたか?

車社会なので歩く機会が少ないうえに、
外食すると出される料理の量がすごく多い!
だからあっという間に体重が増えました~ 苦笑。
allyさんも同じだったんですね。お仲間だ 笑。

コメントありがとうございました♪
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Unknown (ally)
2024-10-11 04:35:10
> storyteller さんへ
> 乾燥気候... への返信
おはようございます。
私が滞在していた辺りは、冬は氷点下の寒さで、日本の冬というより韓国の冬みたいでした。DCの空港近くのホテルから見た眺めは、都会なのに誰も(超寒くて)歩いていなくて、まるで北朝鮮みたいでしたよ。って北朝鮮には行ったことありませんけど(笑)。
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Unknown (storyteller )
2024-10-11 09:10:03
北朝鮮!!言い得て妙で笑ってしまいました。毎年東海岸は寒波で大変なことになっているとニュースで伝えていたのを思い出します。
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