矢印の道路標示は行き帰り逢ふさ来るさ(おうさきるさ)を絵にてあらわす・・・・・道路に描かれた向こう向きとこちら向きの矢印を見て、芭蕉の「行きかふ年もまた旅人なり」を思い出した。このあとに続く「漂泊の思いやまず」のひとことが心に棲みついて離れない。