日本のBリーグのオールスター戦のニュースを見ました。最近のスター選手のセットシュートを観察して、思うところがありました。私は現役時代、セットシートが好きで、かなり研究したのですが、いいシューターの条件の一つは、頭上でのセットが、しっかりしていることだと思っていました。セットしておく時間は状況に応じて様々ですが、たとえセットの時間が短くても、セットはしっかり行ったほうが、シュート率はよくなると考えていました。その証拠に、マイケルジョーダンをはじめとするNBAの名選手たちの多くは、とてもしっかりしたオーソドックスなセットを行なっていたと思います。八村も渡辺も、セットがきれいです。
ところがです。最近のスリーポイントシューターたちを見ると、ほとんどセットの瞬間がないように見えます。日米を問わず、そんな印象です。セットの時間は、ディフェンスにブロックチャンスを与えることになるので、セット時間はないほうがよいのですが、セットの瞬間がないと、安定したシュートフォームで投げられないというのが、私の持論でした。
しかし、この持論は、通用しなくなってきたようです。ミニバスなど、小さな頃からやってきた今のプレイヤーたちは、セットなどしなくても、一定のフォームが身についているのかもしれません。また、セットをせずにボールを投げるほうが、少ない力で遠くまで飛ばせるのでしょうか。
そのあたりの事情について、どなたかお教えくださると幸いです。
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