上海帰りのリルです。

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

時は流れて…♪

2010-08-12 22:47:00 | ノンジャンル
 10年も続けて劇団ステージドアの公演を見てくださってる方がいて、
その方は、いつも「舞台の余韻を楽しみたいので、そのまま帰ります。」って手紙だけおいて、その日はお帰りになる。

 で、後日デートするんですけどね。今年も、先日、お昼をご一緒しました。

 今はもう引退されたけど、舞台や映画の仕事をしていらっしゃった方。

 彼が敬愛する俳優さんが亡くなったのは、昨年の秋。

 そのニュースを聞いたとき、私は、この方のことを思い出した。

 一緒にランチ食べながら、まず、ステージドアのミュージカルの感想を聞きました。

 一応ほめてくださったけど、

「魔女である必要はあったのかな?」って根本的な疑問をぶつけられちゃったりしてね(^^;…確かに魔女でなくてもよい話だったわね…。

 でも、「楽しかった。」って言ってもらえてよかった。

 「実は、しばらく落ち込んで、あんまり外にも出なかったんだよ。」っておっしゃったから。

 原因は、ご自身が体調をくずされたことと、親しくしていた俳優さんの死…。

 ああ、彼にとって、特別な人だったんだろうなぁ。

 お宝写真を見せていただいちゃった。

 若き日の大物俳優さんと台本を持った少年のような彼。舞台のゲネプロのときの写真かな?

「うわー、すごいっ!このときは、舞台監督していらっしゃったんですか?」

「そう。」

 別の公演の打ち上げのときの写真でも、ふたりは並んでる。

「この公演のときはね、いつも僕をそばへ呼ぶんだよ。いると安心するって言ってね。」

 とってもいい関係だったんだね。

 “いると安心する”っていうのがいいよなぁ。

「今回のあなたたちのミュージカルで、『時は流れて たそがれせまる』って歌があったね。あれは、いい歌だったね。」

「わー、うれしいです。あの歌、歌うのが難しかったんですよ。」

「うん。いい歌だった。」

 なんか…

 私は、『輝きは もう 夢のかなた』と歌うあの歌を、

 歌いこなせない理由がわかった気がしちゃった。