明日はいよいよドラフト会議。
ロッテの1位入札は創価大・田中正義で確定。
籤がどうなる事やら。
指名人数は7~8名で、育成で2名ほど、ピッチャーを中心に獲るとの事。
2年連続でAクラス入りした事もありウェーバー7巡目。
中途半端だ。
今年も希望を含めて予想してみる。
ちなみに去年は平沢・成田・原を当てた。
指名順位もそのままだった。
1位…田中正義/創価大/投手/右投げ右打ち/186センチ/89キロ
ご存知MAX157キロの剛速球投手。
松本球団本部長補佐が「ケガさえしなければ、12球団が競合するかという投手。今さら言うこともない。今は問題なく投げている」、永野スカウトが「Sクラスという素材の良さは変わらない。今日は立ち上がりが不安定だったけど、気持ちを入れて修正していた」と評価。
ルーキーイヤーに20勝した上原以来とも言われる傑出したレベルの投手で(木佐貫や野間口もドラフト当時の評価はそうだったはずだけど)、去年までは5球団の競合は確実、野茂・小池を超える9球団以上の入札も濃厚、あるいは12球団全ての入札もあるのでは…と今ドラフトの最大の目玉だった。
ところが自身の故障と今井・寺島・藤平等高校生投手の台頭により選択肢が大幅増。
故障は彼自身の問題だけど、他の選手の評価が高まった事で、相対的に目玉としての価値が低下してしまった。
もちろん来年即ローテ入りして二桁勝てるっていう意味でなら、評価は揺るがないだろうけど、今井・寺島・藤平たちの伸び代と秤にかけた上で、抽選で外した時のリスクを考えると、意外と3~4球団程度の入札に止まるのかも知れない。
もし競合覚悟で入札するのであれば、ここ10年で勝率7割を超える籤運を今年も見せ付けたい。
1位…藤平尚真/横浜高/投手/右投げ右打ち/185センチ/83キロ
MAX152キロの大型本格派右腕。
涌井と同じく隠れ千葉。
木更津総合・早川、千葉黎明・川口がプロ志望届を出さなかったので、地元の好投手は欲しいけどね。
松本補佐が「ストレートの質が高く、直球中心に投球できるのがいい。PL学園時代の前田健太も真っすぐとカーブだけだった。球自体ももっと速くなる。間違いなく1位で消える」と高評価。
打撃センスも特筆に値し、俊足なので外野でも勝負可能。
ロッテの育成力じゃ二刀流は無理かも知れないけど、万が一投手で芽が出なくても、センター・ライトでレギュラー掴めるわ。
西武に単独指名してもらい、8年後にFAで獲得も有りか。
いや、やはりロッテが獲るべきだわ。
1位…今井達也/作新学院高/投手/右投げ右打ち/180センチ/72キロ
今夏の優勝投手。
甲子園で152キロをマークしBIG3をBIG4に変えて見せた。
松本補佐が「腕の振りが素晴らしい。BIG3に割って入る。伸びしろは1番あると思う」と評価。
線は細いけど、体が出来れば清水直・小林宏クラスは確実、上手く行けば金子・マエケンクラスに化ける可能性も。
1位…寺島成輝/履正社高/投手/左投げ左打ち/183センチ/86キロ
獲得出来れば「左の先発」、「次世代のエース」という二つの要件を満たすけど、ここ10年でロッテの高校生左腕の1位指名は高校生ドラフトの柳田ぐらいか。
投手として成功したという事なら88年の前田幸長以来いないし、ロッテで1位指名は無さそう。
1位…山岡泰輔/東京ガス/投手/右投げ左打ち/172センチ/70キロ
高校時代にダルビッシュが絶賛した事で有名な社会人ナンバーワン右腕。
上背は無いがコントロールが良く、来年即ローテ入り⇒二桁勝利確実との高評価。
石川と同じく、入団時点で完成度が高いピッチャーは育成力に難があるロッテにとってはありがたい存在だけどね。
籤を外した時が怖いか。
地元・広島が入札か。
外れ1位…古谷優人/江陵高/投手/左投げ左打ち/176センチ/76キロ
MAX154キロの剛腕サウスポー。
コントロールがまだまだだが、左でこれだけのスピードを出せるのはやはり天性のもの。
スライダーの曲がりも驚異的。
ロッテ・古谷の遠縁の親戚との事で、縁がある選手は欲しいけど、入札はともかく外れ1位指名は確実らしいので、他の選手を指名したらもう残ってないか。
左投手で、将来的にエースになれる素材だから、補強ポイントには合致してるんだけど…。
2位だと7巡目(全体の19番目)なのが痛いわ。
まあ、ロッテの育成の結果、5%のコントロールアップに引き換え10%のスピードダウン…とかなったら意味無いけど。
外れ1位…高橋昴也/花咲徳栄高/投手/左投げ左打ち/181センチ/83キロ
春から長足の進歩を遂げドライチ候補に躍り出たサウスポー。
松本補佐が「ボールに角度がある。もう少し低めに投げられたら上でも十分やれる」と評価。
ただ地方大会での快投からすると甲子園では不完全燃焼だったか。
他の選手の評価が高まった事から、2位に残りそうな気もするけど、それだとロッテより先に地元の西武が獲っちゃうか。
2位…島孝明/東海大市原望洋高/投手/右投げ右打ち/180センチ/82キロ
春はMAX153キロで一躍1位候補も、甲子園までに高橋や今井が台頭して2位レベルに。
方々で言われる通りコントロールに難があるものの、高校生で153キロは魅力。
ロッテスカウト陣も地元という事もありマークしているので、2位で獲れれば最高なんだけど…。
Aクラスに入ったのは喜ばしいけど、ウェーバー巡が後ろなのが悔やまれる。
2位…濵口遥大/神奈川大/投手/左投げ左打ち/173センチ/80キロ
MAX151キロのサウスポー。
1位で大学・高校生に関係無く右投手を獲った場合に、2位で左を狙いたい。
どことなしか里崎を彷彿とさせる様なロッテ顔なのも見逃せない。
2位…黒木優太/立正大/投手/右投げ左打ち/179センチ/80キロ
MAX153キロの剛腕。
東都2部なので成績は割り引くけど、立正大は西口・武田勝・南昌と好投手を輩出。
しかも黒木という名字が良い。
ジョニーと同じ2位で指名して、デスパイネに預けてあるロッテファンの魂である背番号54を譲ってもらおう。
それだけでもうファンの期待とボルテージはMAXだ。
2位…酒居知史/大阪ガス/投手/右投げ右打ち/179センチ/80キロ
ジョニー・清水・関谷…という風にこういう実戦派の社会人投手好きだよね。
1位で田中を外して高校生を指名する場合、2位は大学・社会人に行くだろうし。
2位…生田目翼/流通経済大/投手/右投げ右打ち/174センチ/76キロ
苗字の読みは「なばため」。
上背は無いが150キロを超える剛速球で去年までは1位が確実のレベルだった。
ところが昨秋に肘、今春に肩を故障した事と、選択肢が大幅増で2位レベルの評価に。
ロッテとしては、2位で指名して「故障がちで残念ながらプロでは結果を出す事が出来なかった」なんて事になるのは許されないね。
2位…中塚駿太/白鷗大/投手/右投げ右打ち/191センチ/102キロ
今年のドラフト候補では田中と並んで最速となる157キロを誇る剛速球右腕。
スピードだけなら中央大時代の澤村に匹敵するけど、ドライチにまでならないのは、完成度の低さゆえ。
このスピードと上背でもしモノになったらダル・大谷級の投手になれるけど、彼らは22歳の時にはもう、プロの一線級の実力者だったからね。
開花しない時が怖いので、ロッテで2位指名は怖いか。
6位の下位指名なので条件は異なるけど、アメリカから逆輸入した藤谷も190センチの長身から150キロのストレートを投げ下ろすって触れ込みだったけど、結局1軍の戦力になれなかったし…。
まあ、ストレートの威力で押せるピッチャーがリリーフの内ぐらいの状況なのが長年の課題なので、剛速球投手に思いを馳せたい気持ちはあるけど、3位以下で残っていたら…って感じかな。
3位…鈴木将平/静岡高/外野手/左投げ左打ち/175センチ/75キロ
U‐18代表にも選ばれた高校Nо.1外野手。
やはり角中・清田・荻野貴・岡田がアラサーなので脇本に次ぐ外野手を押さえておきたい。
3位じゃ残ってないかも知れないけど、1位・2位では投手を狙いたいのでこの順位で。
履正社の福田がプロ志望届を出さなかったため、先にプロ入りして差を付けたい。
3位…堀瑞輝/広島新庄高/投手/左投げ左打ち/177センチ/72キロ
今夏の甲子園で木更津総合・早川と投げ合ったサウスポー。
去年の成田と同じ、3位で獲れたらなーとか思ってたら、甲子園とU‐18での快投で評価が急上昇。
2位もあるんじゃないかという声も。
コントロール良いし、高校時代の成瀬は遥かに超えてるけど、何とか3位で獲れないものか。
仮に3巡目まで残っても広島が先に獲るか。
3巡目は逆ウェーバーだから広島の方が先だし。
しかし堀という名前が良いね。
3位…進藤拓也/JR東日本/投手/右投げ右打ち/184センチ/78キロ
サイドスローに近い投げ方から153キロの速球を投げ込む右腕。
中継ぎであれば1年目からロッテのリリーフ陣に殴り込みかけられそう。
将来的には元ヤクルト・林昌勇みたいになれるかも。
3位…高山優希/大阪桐蔭高/投手/左投げ左打ち/181センチ/77キロ
甲子園を沸かせてU‐18にも選ばれた寺島・高橋・堀・早川(プロ志望未提出)の陰に隠れてしまったけど、150キロの本格派左腕だし、大阪桐蔭のエースだからね。
伸び代がありそうだわ。
辻内じゃなくて今中になってくれ。
3位…笠原祥太郎/新潟医療福祉大/投手/左投げ左打ち/177センチ/85キロ
MAX147キロのサウスポー。
聞いた事無い大学だけど、左でコンスタントに145キロ前後を放れるのは才能。
ただ即戦力ではなく素材型なので、2年待つつもりの川満が開花しなかった様に、即戦力でないのであれば、ロッテの2軍じゃ育てられないかも。
4位…大山悠輔/白鷗大/内野手(三塁手)/右投げ右打ち/181センチ/84キロ
関甲新リーグを代表する右のスラッガー。
守備・肩はそこそこなので、リーグのレベルからしたら神戸ぐらいの評価かも知れないけど、飛ばす力を持った選手を獲って行きたい。
4位…田中和基/立教大/外野手/右投げ両打ち/180センチ/76キロ
俊足巧打のスイッチヒッター。
プロで長距離砲になれるほどではないものの、六大学通算8本塁打の長打力も秘める。
立教の先輩・早川2世を目指したい。
4位…土肥星也/大阪ガス/投手/左投げ左打ち/185センチ/81キロ
高校卒3年目の21歳。
栄光の4位で指名して左の中継ぎに割り込みたい。
阪神が狙っているとの事。
4位…細川成也/明秀学園日立高/外野手/右投げ右打ち/181センチ/85キロ
高校通算63本のスラッガー。
守備範囲は広くないが強肩を誇る。
穴があっても飛ばす力を持ったバッターを獲って行かない事には、何時まで経っても日本人スラッガーは育たないからね。
こういう素材を中位でキープしておきたい。
外野で右打ち、清田と干支一回り差なのも補強ポイントに合致してるわ。
4位…平内龍太/神戸国際大学付属高/投手/右投げ右打ち/186センチ/80キロ
読みは「へいない」だが思わず「へいうち」と読んでしまいそうになるロッテファンも多いはず。
長身から投げ下ろす145キロの速球と横に曲がるスライダー、縦に落ちるスライダーの2種類を操る大型右腕。
二木みたく2年目の後半で1軍デビュー、3年目には1軍定着の土台を作れそう。
4位…大江竜聖/二松学舎大付属高/投手/左投げ左打ち/171センチ/75キロ
上背は無いが148キロの速球を投げ込むサウスポー。
切れ味抜群のスライダーに、カーブとフォークも織り交ぜる。
3位で広島新庄・堀が獲れない場合に狙いたい。
4位…藤嶋健人/東邦高/投手/右投げ右打ち/175センチ/78キロ
投手として146キロをマークするが、センス抜群の打力を評価。
本人は投手続行を志望してるみたいだけど、我がロッテの育成力では二刀流など不可能なので(哀)、入団と同時にサードにコンバートしてもらい、深い当たりのゴロを矢の様な送球でアウトにして欲しい。
5位…源田壮亮/トヨタ自動車/内野手(遊撃手)/右投げ左打ち/179センチ/73キロ
センスあふれる守備と走塁が持ち味の社会人ナンバーワンショート。
鈴木大地がいて、過去2年間で中村と平沢獲って、ナバーロが残るかも知れないから内野手は獲らないよ…と思わせておいて、下位で内野手を獲るとかやるのがロッテ。
実際問題、5位じゃ獲れないけど、小坂と同じ順位で花を開かせたい。
5位…井上翔夢/JR九州/投手/左投げ左打ち/180センチ/70キロ
スピードは無いが変化球の切れとコントロールで勝負する中継ぎタイプのサウスポー。
とにかく左が欲しい。
5位…アドゥワ誠/松山聖陵高/投手/右投げ右打ち/196センチ/83キロ
ナイジェリア人の父を持つハーフ投手。
196センチの長身から145キロは魅力。
どこのファンも長身のハーフ投手に対して「どうにかしてダルビッシュみたいにならんもんか?」って夢を抱くけど、成功率は低いね。
モノになれば大エースの誕生だけど、下位指名では虫が好いか…。
5位…今井順之助/中京高/内野手(一塁手)/右投げ左打ち/177センチ/88キロ
高校通算68本の長距離砲。
ポジションがファーストなのがどうにもネックだが、スラッガーの原石を確保しておきたい。
5位…加藤脩平/磐田東高/外野手/右投げ左打ち/177センチ/84キロ
同じ静岡の鈴木の陰に隠れてしまったが、高校年代を代表する外野手である事は疑いの無いところ。
鈴木同様、左打ちだが高校生の外野手は補強ポイントにマッチ。
6位…今村亮/東海大(海洋学部)/投手/右投げ右打ち/178センチ/74キロ
ちょっと見た事が無い独特なフォームの変則右腕。
100か0かの大博打だけど、こういう投手がプロで通用したら面白いね。
6位…坂倉将吾/日大三高/捕手/右投げ左打ち/177センチ/80キロ
盗塁阻止率3割で打率2割5分でレギュラー定着の田村がいるので、キャッチャーは喫緊の問題じゃないけど、田村と4歳差なのと左打ちなので、下位で獲っておいても良いかも。
日大三高はあんまプロで伸びないけど。
7位…手銭竜汰/日本通運/外野手/右投げ両打ち/173センチ/73キロ
諸積兼司スカウトが「走攻守三拍子そろった即戦力の外野手」と評価。
スイッチヒッターなのと加藤と1歳差(24歳)なのがネックか。
あと俊足巧打タイプより、長打力のある選手を獲るべきか。
その他千葉枠…小林義弘/徳島インディゴソックス/内野手(一塁手)/右投げ左打ち/182センチ/86キロ
千葉出身。
山梨学院大付属から東洋大に進んだが、中退し徳島へ。
四国アイランドリーグを代表するスラッガー。
ポジションがファーストの上に守備もあまり上手くないが、井上と競わせてスラッガーとして育てたい。
サードを守れる守備力があれば良いのだが…。
その他千葉枠…長友昭憲/JFE東日本/投手/右投げ右打ち/173センチ/87キロ
東海大望洋(現東海大市原望洋)出身。
東海大時代にプロ志望届を提出も指名無し。
2年間の成長を見せて指名に漕ぎ着けたい。
その他千葉枠…榊原翼/浦和学院高/投手/右投げ右打ち/178センチ/82キロ
榊の字は正確には木+神。
MAX142キロ。
関東の強豪・浦和学院のエースだから知名度はあるけど、実績が伴わず。
銚子出身の隠れ千葉なので下位で押さえたい。
こんなところか。
ロッテの補強ポイントとしては、左の先発が上げた白星がチェンの1勝だけ(!)だったので、とにかくローテに入れるサウスポー。
結果的には移籍のスタンリッジ、ルーキーの関谷、復活の唐川で埋まったものの、夏前は大嶺・チェンの不調・出遅れで開幕時に涌井・石川・スタンリッジ・二木以外のローテ2枠が固まらなかったので、とにかく先発ローテに入れるピッチャー。
つまり左右関係無く、ローテに入れる即戦力投手が必要だって事だね。
8勝を上げものの、5回過ぎた辺りで毎度の如くガス欠を起こし、来年39歳になるスタンリッジがどうなるかも分からないし…。
去年も同じ事書いたけど、古谷・木村・川満が戦力になってくれないので(木村と川満は今年戦力外)、慢性的な左腕日照りを是が非でもどうにかしてもらいたい。
キューバから150キロの左腕2人獲れれば良いんだろうけど、そういう訳にもいかんだろうしね。
もし獲れたとしてもロサぐらいのコントロールがあるとも限らんし…(あったら亡命して今頃メジャーで投げてるか)。
まあ、ぶっちゃけた話、右投手ばっかでもAクラスにはなれる訳だから、左がいれば良いって訳じゃないけど、やっぱ左は欲しいわ。
中継ぎ・抑えのリリーフ陣は、去年セットアッパーを務めた大谷が不調も、益田・松永・藤岡・内・西野で4~5月は無敵を誇った。
しかし徐々に疲れが見えて来ると不調に陥ったり故障者が続出したりして、あえなく空中分解。
南昌が8回、益田が9回を締める新方程式にシフトする緊急事態に。
昨オフに戦力外もよぎった南昌がセットアッパーとしてブレイクする嬉しい誤算はあったけど、3~4連投の酷使が無いにも関わらず、1年間持たない過酷なポジションなので、即戦力の中継ぎを3位以下で補強したい。
一方の打線は、捕手は田村が打撃開眼し、一気にポスト里崎のポジションを確保。
盗塁阻止率が2割9分9厘と3割を割ったものの、打率は2割5分6厘をマーク。
まだ22歳なので、即戦力の捕手を上位指名する必要が無くなり、投手に指名を回せるのが大きい。
内野陣はセカンド・クルーズが読売に引き抜かれ、サード・今江が楽天にFA移籍も、高校卒1年目の平沢がショートで起用され、もう上がり目が無いかと思われた細谷もプチ覚醒しファーストやサードで起用された。
地肩の弱い鈴木大地をセカンドに回す選択肢も可能になったが、サードで起用される時はエラーが頻発。
セカンドで獲得したナバーロも打棒爆発とは行かなかったし、ドライチで獲った中村も打撃がネックで決め手を欠く事に(終盤に打撃センスの片鱗を見せたが)。
ただこの2年間内野手を1位で獲ったので、投手の当たり年に内野手を上位指名する必要は無くなった。
もちろん将来を見越した指名はして欲しいけど、今年は野手の目玉が少ない事もあり、中位以降になるだろうね。
懸案の和製スラッガーは今年も来年以降に持ち越しとなりそう。
残念。
外野陣は角中が2度目の首位打者となったが、去年ブレイクの清田が.225と不調。
ガラスのスプリンター・荻野貴もレギュラーに定着しかけたが、またも故障で71試合の出場に留まり、チャンスを棒に振った。
岡田がバックアップとして.275とまずまずの打率をマークも、伊志嶺・加藤がまた殻を破り切れなかった。
来年加藤が26、肘井が22、脇本が21なので、高校生の外野手が欲しい。
脇本が俊足の左打ちなので、長打力のある右打者が望ましい。
もちろん長打力があるなら左でも良いけど。
こうなると補強ポイントは
A:ローテに入れる即戦力のピッチャー(左の先発が全くの枯渇状態なので左が望ましい)
B:次世代を担う高校生ピッチャー(エースになれる素材であれば左右関係無く)
C:現有戦力の故障・不調時に備えて勝ちゲームを任せられるセットアッパー
D:30本打てるスラッガー
E:年齢構成的に高校生の外野手
こんな感じか。
ここ2年のドラフトと、現有戦力の底上げで
・サード/ショートを守れる強肩の内野手
・大学生もしくは社会人のキャッチャー
・左打ちのキャッチャー
は喫緊の問題ではなくなったけど、それでも1回のドラフトでは残念ながら補強し切れないね。
Aは大学生なら田中正義、社会人なら山岡でOK。
二人とも右だし、もちろん抽選の可能性が高いけど。
Bは左腕の寺島・高橋・古谷が将来的にAの要件も満たせるんだけど、個人的には地元千葉出身の横浜・藤平、東海大市原望洋・島がやはり欲しい。
涌井・石川・二木と上背のあるピッチャーは打ち辛いので、3~4年で涌井・石川クラスになれる素材の藤平は確実に押さえておきたい。
Cの中継ぎはこのポジションが過酷過ぎて、年間通して安定的な成績を残せる人が誰もおらず、とにかく数を増やして1人1人の負担を軽減させるしかないっぽい。
力が落ちて来た時に色々言われたけど、小林雅や岩瀬、藤川はタフだったんだな~と感心し切りだわ。
Dの大砲候補はデスパイネが.280、24発、92打点と主軸の役割を果たしたが、やはりオフの去就を毎年考えずに済む日本人のスラッガーが欲しい。
とにかく欲しい。
でも今年は野手が小粒か…。
欲しいなー。
いい加減欲しいわ。
来年が清宮(早稲田実業)、増田(横浜)、安田(履正社)、村上(九州学院)…と高校生野手の当たり年なので、それまで持ち越しか。
Eの外野手は年齢構成的に荻野貴・清田・岡田・角中・伊志嶺が30歳前後なので、備えておかないと。
個人的な願望では
1位:田中(大型速球派右腕)/抽選×⇒藤平(大型速球派右腕)
2位:古谷(速球派左腕)
3位:鈴木(左打ちの外野手)
4位:黒木(速球派右腕)
5位:大江(速球派左腕)
6位:細川(右の長距離砲)
7位:今井(右の長距離砲)
8位:アドゥワ誠(大型速球派右腕)
とかがいい指名だと思うけど「その順位でその選手は無理だよ」のオンパレードか…。
田中を競合で外した上で藤平も外れの抽選で外すと痛いし、古谷が2位じゃ残らないか。
二人ともロッテじゃ育てられないかも知れないのは置いておくとして。
12球団1を誇る籤運の良さを発揮して田中をゲットした上で、2位で濵口か島、3位で鈴木が残っているという
1位:田中(大型速球派右腕)
2位:濵口(速球派左腕)/島(速球派右腕)
3位:鈴木(左打ちの外野手)
4位:大江(速球派左腕)
5位:今井(右の長距離砲)
とかはいい感じだけど、そうそうロッテに上手く事が運ばないか。
統計的には籤運良いけど、実は長谷部:5球団×、ハンカチ:4球団×、藤浪:4球団×と、4球団以上の抽選だと弱いんだよね。
田中に4球団来ちゃうと危険だわ。
現実的なラインとしては
1位:田中(大型速球派右腕)/抽選×⇒藤平(大型速球派右腕)
2位:濵口(速球派左腕)/指名済み⇒堀(速球派左腕)
3位:土肥(大型左腕)
4位:平内(大型右腕)
5位:加藤(左打ちの外野手)
ぐらいの80点のドラフトに落ち着くのかも。
堅実に戦力になる選手を補強するなら
1位:柳(速球派右腕)
2位:堀(速球派左腕)
3位:源田(左打ちの内野手)
4位:土肥(大型左腕)
5位:井上(技巧派左腕)
こんな感じだろうけど、これじゃ何時まで経ってもハム・バンクとのチーム力の差は縮まないか…。
バランス悪いし。
ロッテの育成力じゃ戦力にならないかも知れないけど、モノになった時の夢を見るなら
1位:古谷(速球派左腕)
2位:高田(速球派右腕)
3位:中塚(大型速球派右腕)
4位:大山(右の長距離砲)
5位:細川(右の長距離砲)
6位:アドゥワ誠(大型速球派右腕)
こんな指名がハイリターンだけど、ハイリスク過ぎるか。
ドラ2で獲った中後(去年戦力外)・川満(今年戦力外)・田中英が戦力になってない時点で、ちょっと上位でこれ以上失敗は繰り返せないね…。
まずいのは入札を外しまくり、後手に回って一つ下の順位で指名予定の選手を繰り上げまくる
1位:田中入札⇒抽選×⇒加藤・黒木を繰り上げ
2位:2位で狙っていた選手を獲られる⇒鈴木を繰り上げ
3位:指名済み⇒繰上げ
4位:指名済み⇒繰上げ
5位:指名済み⇒繰上げ
6位:欲しい選手がいなくなったので終了
こういう場合か。
今年は豊作だから5人で終了って事は無いだろうけど。
即戦力投手と左投手、大学生以下の外野手は必ず補強してくれ。
まあ、明日の今頃には泣いても笑っても結果は出ているので、果報は寝て待とう。
ロッテの1位入札は創価大・田中正義で確定。
籤がどうなる事やら。
指名人数は7~8名で、育成で2名ほど、ピッチャーを中心に獲るとの事。
2年連続でAクラス入りした事もありウェーバー7巡目。
中途半端だ。
今年も希望を含めて予想してみる。
ちなみに去年は平沢・成田・原を当てた。
指名順位もそのままだった。
1位…田中正義/創価大/投手/右投げ右打ち/186センチ/89キロ
ご存知MAX157キロの剛速球投手。
松本球団本部長補佐が「ケガさえしなければ、12球団が競合するかという投手。今さら言うこともない。今は問題なく投げている」、永野スカウトが「Sクラスという素材の良さは変わらない。今日は立ち上がりが不安定だったけど、気持ちを入れて修正していた」と評価。
ルーキーイヤーに20勝した上原以来とも言われる傑出したレベルの投手で(木佐貫や野間口もドラフト当時の評価はそうだったはずだけど)、去年までは5球団の競合は確実、野茂・小池を超える9球団以上の入札も濃厚、あるいは12球団全ての入札もあるのでは…と今ドラフトの最大の目玉だった。
ところが自身の故障と今井・寺島・藤平等高校生投手の台頭により選択肢が大幅増。
故障は彼自身の問題だけど、他の選手の評価が高まった事で、相対的に目玉としての価値が低下してしまった。
もちろん来年即ローテ入りして二桁勝てるっていう意味でなら、評価は揺るがないだろうけど、今井・寺島・藤平たちの伸び代と秤にかけた上で、抽選で外した時のリスクを考えると、意外と3~4球団程度の入札に止まるのかも知れない。
もし競合覚悟で入札するのであれば、ここ10年で勝率7割を超える籤運を今年も見せ付けたい。
1位…藤平尚真/横浜高/投手/右投げ右打ち/185センチ/83キロ
MAX152キロの大型本格派右腕。
涌井と同じく隠れ千葉。
木更津総合・早川、千葉黎明・川口がプロ志望届を出さなかったので、地元の好投手は欲しいけどね。
松本補佐が「ストレートの質が高く、直球中心に投球できるのがいい。PL学園時代の前田健太も真っすぐとカーブだけだった。球自体ももっと速くなる。間違いなく1位で消える」と高評価。
打撃センスも特筆に値し、俊足なので外野でも勝負可能。
ロッテの育成力じゃ二刀流は無理かも知れないけど、万が一投手で芽が出なくても、センター・ライトでレギュラー掴めるわ。
西武に単独指名してもらい、8年後にFAで獲得も有りか。
いや、やはりロッテが獲るべきだわ。
1位…今井達也/作新学院高/投手/右投げ右打ち/180センチ/72キロ
今夏の優勝投手。
甲子園で152キロをマークしBIG3をBIG4に変えて見せた。
松本補佐が「腕の振りが素晴らしい。BIG3に割って入る。伸びしろは1番あると思う」と評価。
線は細いけど、体が出来れば清水直・小林宏クラスは確実、上手く行けば金子・マエケンクラスに化ける可能性も。
1位…寺島成輝/履正社高/投手/左投げ左打ち/183センチ/86キロ
獲得出来れば「左の先発」、「次世代のエース」という二つの要件を満たすけど、ここ10年でロッテの高校生左腕の1位指名は高校生ドラフトの柳田ぐらいか。
投手として成功したという事なら88年の前田幸長以来いないし、ロッテで1位指名は無さそう。
1位…山岡泰輔/東京ガス/投手/右投げ左打ち/172センチ/70キロ
高校時代にダルビッシュが絶賛した事で有名な社会人ナンバーワン右腕。
上背は無いがコントロールが良く、来年即ローテ入り⇒二桁勝利確実との高評価。
石川と同じく、入団時点で完成度が高いピッチャーは育成力に難があるロッテにとってはありがたい存在だけどね。
籤を外した時が怖いか。
地元・広島が入札か。
外れ1位…古谷優人/江陵高/投手/左投げ左打ち/176センチ/76キロ
MAX154キロの剛腕サウスポー。
コントロールがまだまだだが、左でこれだけのスピードを出せるのはやはり天性のもの。
スライダーの曲がりも驚異的。
ロッテ・古谷の遠縁の親戚との事で、縁がある選手は欲しいけど、入札はともかく外れ1位指名は確実らしいので、他の選手を指名したらもう残ってないか。
左投手で、将来的にエースになれる素材だから、補強ポイントには合致してるんだけど…。
2位だと7巡目(全体の19番目)なのが痛いわ。
まあ、ロッテの育成の結果、5%のコントロールアップに引き換え10%のスピードダウン…とかなったら意味無いけど。
外れ1位…高橋昴也/花咲徳栄高/投手/左投げ左打ち/181センチ/83キロ
春から長足の進歩を遂げドライチ候補に躍り出たサウスポー。
松本補佐が「ボールに角度がある。もう少し低めに投げられたら上でも十分やれる」と評価。
ただ地方大会での快投からすると甲子園では不完全燃焼だったか。
他の選手の評価が高まった事から、2位に残りそうな気もするけど、それだとロッテより先に地元の西武が獲っちゃうか。
2位…島孝明/東海大市原望洋高/投手/右投げ右打ち/180センチ/82キロ
春はMAX153キロで一躍1位候補も、甲子園までに高橋や今井が台頭して2位レベルに。
方々で言われる通りコントロールに難があるものの、高校生で153キロは魅力。
ロッテスカウト陣も地元という事もありマークしているので、2位で獲れれば最高なんだけど…。
Aクラスに入ったのは喜ばしいけど、ウェーバー巡が後ろなのが悔やまれる。
2位…濵口遥大/神奈川大/投手/左投げ左打ち/173センチ/80キロ
MAX151キロのサウスポー。
1位で大学・高校生に関係無く右投手を獲った場合に、2位で左を狙いたい。
どことなしか里崎を彷彿とさせる様なロッテ顔なのも見逃せない。
2位…黒木優太/立正大/投手/右投げ左打ち/179センチ/80キロ
MAX153キロの剛腕。
東都2部なので成績は割り引くけど、立正大は西口・武田勝・南昌と好投手を輩出。
しかも黒木という名字が良い。
ジョニーと同じ2位で指名して、デスパイネに預けてあるロッテファンの魂である背番号54を譲ってもらおう。
それだけでもうファンの期待とボルテージはMAXだ。
2位…酒居知史/大阪ガス/投手/右投げ右打ち/179センチ/80キロ
ジョニー・清水・関谷…という風にこういう実戦派の社会人投手好きだよね。
1位で田中を外して高校生を指名する場合、2位は大学・社会人に行くだろうし。
2位…生田目翼/流通経済大/投手/右投げ右打ち/174センチ/76キロ
苗字の読みは「なばため」。
上背は無いが150キロを超える剛速球で去年までは1位が確実のレベルだった。
ところが昨秋に肘、今春に肩を故障した事と、選択肢が大幅増で2位レベルの評価に。
ロッテとしては、2位で指名して「故障がちで残念ながらプロでは結果を出す事が出来なかった」なんて事になるのは許されないね。
2位…中塚駿太/白鷗大/投手/右投げ右打ち/191センチ/102キロ
今年のドラフト候補では田中と並んで最速となる157キロを誇る剛速球右腕。
スピードだけなら中央大時代の澤村に匹敵するけど、ドライチにまでならないのは、完成度の低さゆえ。
このスピードと上背でもしモノになったらダル・大谷級の投手になれるけど、彼らは22歳の時にはもう、プロの一線級の実力者だったからね。
開花しない時が怖いので、ロッテで2位指名は怖いか。
6位の下位指名なので条件は異なるけど、アメリカから逆輸入した藤谷も190センチの長身から150キロのストレートを投げ下ろすって触れ込みだったけど、結局1軍の戦力になれなかったし…。
まあ、ストレートの威力で押せるピッチャーがリリーフの内ぐらいの状況なのが長年の課題なので、剛速球投手に思いを馳せたい気持ちはあるけど、3位以下で残っていたら…って感じかな。
3位…鈴木将平/静岡高/外野手/左投げ左打ち/175センチ/75キロ
U‐18代表にも選ばれた高校Nо.1外野手。
やはり角中・清田・荻野貴・岡田がアラサーなので脇本に次ぐ外野手を押さえておきたい。
3位じゃ残ってないかも知れないけど、1位・2位では投手を狙いたいのでこの順位で。
履正社の福田がプロ志望届を出さなかったため、先にプロ入りして差を付けたい。
3位…堀瑞輝/広島新庄高/投手/左投げ左打ち/177センチ/72キロ
今夏の甲子園で木更津総合・早川と投げ合ったサウスポー。
去年の成田と同じ、3位で獲れたらなーとか思ってたら、甲子園とU‐18での快投で評価が急上昇。
2位もあるんじゃないかという声も。
コントロール良いし、高校時代の成瀬は遥かに超えてるけど、何とか3位で獲れないものか。
仮に3巡目まで残っても広島が先に獲るか。
3巡目は逆ウェーバーだから広島の方が先だし。
しかし堀という名前が良いね。
3位…進藤拓也/JR東日本/投手/右投げ右打ち/184センチ/78キロ
サイドスローに近い投げ方から153キロの速球を投げ込む右腕。
中継ぎであれば1年目からロッテのリリーフ陣に殴り込みかけられそう。
将来的には元ヤクルト・林昌勇みたいになれるかも。
3位…高山優希/大阪桐蔭高/投手/左投げ左打ち/181センチ/77キロ
甲子園を沸かせてU‐18にも選ばれた寺島・高橋・堀・早川(プロ志望未提出)の陰に隠れてしまったけど、150キロの本格派左腕だし、大阪桐蔭のエースだからね。
伸び代がありそうだわ。
辻内じゃなくて今中になってくれ。
3位…笠原祥太郎/新潟医療福祉大/投手/左投げ左打ち/177センチ/85キロ
MAX147キロのサウスポー。
聞いた事無い大学だけど、左でコンスタントに145キロ前後を放れるのは才能。
ただ即戦力ではなく素材型なので、2年待つつもりの川満が開花しなかった様に、即戦力でないのであれば、ロッテの2軍じゃ育てられないかも。
4位…大山悠輔/白鷗大/内野手(三塁手)/右投げ右打ち/181センチ/84キロ
関甲新リーグを代表する右のスラッガー。
守備・肩はそこそこなので、リーグのレベルからしたら神戸ぐらいの評価かも知れないけど、飛ばす力を持った選手を獲って行きたい。
4位…田中和基/立教大/外野手/右投げ両打ち/180センチ/76キロ
俊足巧打のスイッチヒッター。
プロで長距離砲になれるほどではないものの、六大学通算8本塁打の長打力も秘める。
立教の先輩・早川2世を目指したい。
4位…土肥星也/大阪ガス/投手/左投げ左打ち/185センチ/81キロ
高校卒3年目の21歳。
栄光の4位で指名して左の中継ぎに割り込みたい。
阪神が狙っているとの事。
4位…細川成也/明秀学園日立高/外野手/右投げ右打ち/181センチ/85キロ
高校通算63本のスラッガー。
守備範囲は広くないが強肩を誇る。
穴があっても飛ばす力を持ったバッターを獲って行かない事には、何時まで経っても日本人スラッガーは育たないからね。
こういう素材を中位でキープしておきたい。
外野で右打ち、清田と干支一回り差なのも補強ポイントに合致してるわ。
4位…平内龍太/神戸国際大学付属高/投手/右投げ右打ち/186センチ/80キロ
読みは「へいない」だが思わず「へいうち」と読んでしまいそうになるロッテファンも多いはず。
長身から投げ下ろす145キロの速球と横に曲がるスライダー、縦に落ちるスライダーの2種類を操る大型右腕。
二木みたく2年目の後半で1軍デビュー、3年目には1軍定着の土台を作れそう。
4位…大江竜聖/二松学舎大付属高/投手/左投げ左打ち/171センチ/75キロ
上背は無いが148キロの速球を投げ込むサウスポー。
切れ味抜群のスライダーに、カーブとフォークも織り交ぜる。
3位で広島新庄・堀が獲れない場合に狙いたい。
4位…藤嶋健人/東邦高/投手/右投げ右打ち/175センチ/78キロ
投手として146キロをマークするが、センス抜群の打力を評価。
本人は投手続行を志望してるみたいだけど、我がロッテの育成力では二刀流など不可能なので(哀)、入団と同時にサードにコンバートしてもらい、深い当たりのゴロを矢の様な送球でアウトにして欲しい。
5位…源田壮亮/トヨタ自動車/内野手(遊撃手)/右投げ左打ち/179センチ/73キロ
センスあふれる守備と走塁が持ち味の社会人ナンバーワンショート。
鈴木大地がいて、過去2年間で中村と平沢獲って、ナバーロが残るかも知れないから内野手は獲らないよ…と思わせておいて、下位で内野手を獲るとかやるのがロッテ。
実際問題、5位じゃ獲れないけど、小坂と同じ順位で花を開かせたい。
5位…井上翔夢/JR九州/投手/左投げ左打ち/180センチ/70キロ
スピードは無いが変化球の切れとコントロールで勝負する中継ぎタイプのサウスポー。
とにかく左が欲しい。
5位…アドゥワ誠/松山聖陵高/投手/右投げ右打ち/196センチ/83キロ
ナイジェリア人の父を持つハーフ投手。
196センチの長身から145キロは魅力。
どこのファンも長身のハーフ投手に対して「どうにかしてダルビッシュみたいにならんもんか?」って夢を抱くけど、成功率は低いね。
モノになれば大エースの誕生だけど、下位指名では虫が好いか…。
5位…今井順之助/中京高/内野手(一塁手)/右投げ左打ち/177センチ/88キロ
高校通算68本の長距離砲。
ポジションがファーストなのがどうにもネックだが、スラッガーの原石を確保しておきたい。
5位…加藤脩平/磐田東高/外野手/右投げ左打ち/177センチ/84キロ
同じ静岡の鈴木の陰に隠れてしまったが、高校年代を代表する外野手である事は疑いの無いところ。
鈴木同様、左打ちだが高校生の外野手は補強ポイントにマッチ。
6位…今村亮/東海大(海洋学部)/投手/右投げ右打ち/178センチ/74キロ
ちょっと見た事が無い独特なフォームの変則右腕。
100か0かの大博打だけど、こういう投手がプロで通用したら面白いね。
6位…坂倉将吾/日大三高/捕手/右投げ左打ち/177センチ/80キロ
盗塁阻止率3割で打率2割5分でレギュラー定着の田村がいるので、キャッチャーは喫緊の問題じゃないけど、田村と4歳差なのと左打ちなので、下位で獲っておいても良いかも。
日大三高はあんまプロで伸びないけど。
7位…手銭竜汰/日本通運/外野手/右投げ両打ち/173センチ/73キロ
諸積兼司スカウトが「走攻守三拍子そろった即戦力の外野手」と評価。
スイッチヒッターなのと加藤と1歳差(24歳)なのがネックか。
あと俊足巧打タイプより、長打力のある選手を獲るべきか。
その他千葉枠…小林義弘/徳島インディゴソックス/内野手(一塁手)/右投げ左打ち/182センチ/86キロ
千葉出身。
山梨学院大付属から東洋大に進んだが、中退し徳島へ。
四国アイランドリーグを代表するスラッガー。
ポジションがファーストの上に守備もあまり上手くないが、井上と競わせてスラッガーとして育てたい。
サードを守れる守備力があれば良いのだが…。
その他千葉枠…長友昭憲/JFE東日本/投手/右投げ右打ち/173センチ/87キロ
東海大望洋(現東海大市原望洋)出身。
東海大時代にプロ志望届を提出も指名無し。
2年間の成長を見せて指名に漕ぎ着けたい。
その他千葉枠…榊原翼/浦和学院高/投手/右投げ右打ち/178センチ/82キロ
榊の字は正確には木+神。
MAX142キロ。
関東の強豪・浦和学院のエースだから知名度はあるけど、実績が伴わず。
銚子出身の隠れ千葉なので下位で押さえたい。
こんなところか。
ロッテの補強ポイントとしては、左の先発が上げた白星がチェンの1勝だけ(!)だったので、とにかくローテに入れるサウスポー。
結果的には移籍のスタンリッジ、ルーキーの関谷、復活の唐川で埋まったものの、夏前は大嶺・チェンの不調・出遅れで開幕時に涌井・石川・スタンリッジ・二木以外のローテ2枠が固まらなかったので、とにかく先発ローテに入れるピッチャー。
つまり左右関係無く、ローテに入れる即戦力投手が必要だって事だね。
8勝を上げものの、5回過ぎた辺りで毎度の如くガス欠を起こし、来年39歳になるスタンリッジがどうなるかも分からないし…。
去年も同じ事書いたけど、古谷・木村・川満が戦力になってくれないので(木村と川満は今年戦力外)、慢性的な左腕日照りを是が非でもどうにかしてもらいたい。
キューバから150キロの左腕2人獲れれば良いんだろうけど、そういう訳にもいかんだろうしね。
もし獲れたとしてもロサぐらいのコントロールがあるとも限らんし…(あったら亡命して今頃メジャーで投げてるか)。
まあ、ぶっちゃけた話、右投手ばっかでもAクラスにはなれる訳だから、左がいれば良いって訳じゃないけど、やっぱ左は欲しいわ。
中継ぎ・抑えのリリーフ陣は、去年セットアッパーを務めた大谷が不調も、益田・松永・藤岡・内・西野で4~5月は無敵を誇った。
しかし徐々に疲れが見えて来ると不調に陥ったり故障者が続出したりして、あえなく空中分解。
南昌が8回、益田が9回を締める新方程式にシフトする緊急事態に。
昨オフに戦力外もよぎった南昌がセットアッパーとしてブレイクする嬉しい誤算はあったけど、3~4連投の酷使が無いにも関わらず、1年間持たない過酷なポジションなので、即戦力の中継ぎを3位以下で補強したい。
一方の打線は、捕手は田村が打撃開眼し、一気にポスト里崎のポジションを確保。
盗塁阻止率が2割9分9厘と3割を割ったものの、打率は2割5分6厘をマーク。
まだ22歳なので、即戦力の捕手を上位指名する必要が無くなり、投手に指名を回せるのが大きい。
内野陣はセカンド・クルーズが読売に引き抜かれ、サード・今江が楽天にFA移籍も、高校卒1年目の平沢がショートで起用され、もう上がり目が無いかと思われた細谷もプチ覚醒しファーストやサードで起用された。
地肩の弱い鈴木大地をセカンドに回す選択肢も可能になったが、サードで起用される時はエラーが頻発。
セカンドで獲得したナバーロも打棒爆発とは行かなかったし、ドライチで獲った中村も打撃がネックで決め手を欠く事に(終盤に打撃センスの片鱗を見せたが)。
ただこの2年間内野手を1位で獲ったので、投手の当たり年に内野手を上位指名する必要は無くなった。
もちろん将来を見越した指名はして欲しいけど、今年は野手の目玉が少ない事もあり、中位以降になるだろうね。
懸案の和製スラッガーは今年も来年以降に持ち越しとなりそう。
残念。
外野陣は角中が2度目の首位打者となったが、去年ブレイクの清田が.225と不調。
ガラスのスプリンター・荻野貴もレギュラーに定着しかけたが、またも故障で71試合の出場に留まり、チャンスを棒に振った。
岡田がバックアップとして.275とまずまずの打率をマークも、伊志嶺・加藤がまた殻を破り切れなかった。
来年加藤が26、肘井が22、脇本が21なので、高校生の外野手が欲しい。
脇本が俊足の左打ちなので、長打力のある右打者が望ましい。
もちろん長打力があるなら左でも良いけど。
こうなると補強ポイントは
A:ローテに入れる即戦力のピッチャー(左の先発が全くの枯渇状態なので左が望ましい)
B:次世代を担う高校生ピッチャー(エースになれる素材であれば左右関係無く)
C:現有戦力の故障・不調時に備えて勝ちゲームを任せられるセットアッパー
D:30本打てるスラッガー
E:年齢構成的に高校生の外野手
こんな感じか。
ここ2年のドラフトと、現有戦力の底上げで
・サード/ショートを守れる強肩の内野手
・大学生もしくは社会人のキャッチャー
・左打ちのキャッチャー
は喫緊の問題ではなくなったけど、それでも1回のドラフトでは残念ながら補強し切れないね。
Aは大学生なら田中正義、社会人なら山岡でOK。
二人とも右だし、もちろん抽選の可能性が高いけど。
Bは左腕の寺島・高橋・古谷が将来的にAの要件も満たせるんだけど、個人的には地元千葉出身の横浜・藤平、東海大市原望洋・島がやはり欲しい。
涌井・石川・二木と上背のあるピッチャーは打ち辛いので、3~4年で涌井・石川クラスになれる素材の藤平は確実に押さえておきたい。
Cの中継ぎはこのポジションが過酷過ぎて、年間通して安定的な成績を残せる人が誰もおらず、とにかく数を増やして1人1人の負担を軽減させるしかないっぽい。
力が落ちて来た時に色々言われたけど、小林雅や岩瀬、藤川はタフだったんだな~と感心し切りだわ。
Dの大砲候補はデスパイネが.280、24発、92打点と主軸の役割を果たしたが、やはりオフの去就を毎年考えずに済む日本人のスラッガーが欲しい。
とにかく欲しい。
でも今年は野手が小粒か…。
欲しいなー。
いい加減欲しいわ。
来年が清宮(早稲田実業)、増田(横浜)、安田(履正社)、村上(九州学院)…と高校生野手の当たり年なので、それまで持ち越しか。
Eの外野手は年齢構成的に荻野貴・清田・岡田・角中・伊志嶺が30歳前後なので、備えておかないと。
個人的な願望では
1位:田中(大型速球派右腕)/抽選×⇒藤平(大型速球派右腕)
2位:古谷(速球派左腕)
3位:鈴木(左打ちの外野手)
4位:黒木(速球派右腕)
5位:大江(速球派左腕)
6位:細川(右の長距離砲)
7位:今井(右の長距離砲)
8位:アドゥワ誠(大型速球派右腕)
とかがいい指名だと思うけど「その順位でその選手は無理だよ」のオンパレードか…。
田中を競合で外した上で藤平も外れの抽選で外すと痛いし、古谷が2位じゃ残らないか。
二人ともロッテじゃ育てられないかも知れないのは置いておくとして。
12球団1を誇る籤運の良さを発揮して田中をゲットした上で、2位で濵口か島、3位で鈴木が残っているという
1位:田中(大型速球派右腕)
2位:濵口(速球派左腕)/島(速球派右腕)
3位:鈴木(左打ちの外野手)
4位:大江(速球派左腕)
5位:今井(右の長距離砲)
とかはいい感じだけど、そうそうロッテに上手く事が運ばないか。
統計的には籤運良いけど、実は長谷部:5球団×、ハンカチ:4球団×、藤浪:4球団×と、4球団以上の抽選だと弱いんだよね。
田中に4球団来ちゃうと危険だわ。
現実的なラインとしては
1位:田中(大型速球派右腕)/抽選×⇒藤平(大型速球派右腕)
2位:濵口(速球派左腕)/指名済み⇒堀(速球派左腕)
3位:土肥(大型左腕)
4位:平内(大型右腕)
5位:加藤(左打ちの外野手)
ぐらいの80点のドラフトに落ち着くのかも。
堅実に戦力になる選手を補強するなら
1位:柳(速球派右腕)
2位:堀(速球派左腕)
3位:源田(左打ちの内野手)
4位:土肥(大型左腕)
5位:井上(技巧派左腕)
こんな感じだろうけど、これじゃ何時まで経ってもハム・バンクとのチーム力の差は縮まないか…。
バランス悪いし。
ロッテの育成力じゃ戦力にならないかも知れないけど、モノになった時の夢を見るなら
1位:古谷(速球派左腕)
2位:高田(速球派右腕)
3位:中塚(大型速球派右腕)
4位:大山(右の長距離砲)
5位:細川(右の長距離砲)
6位:アドゥワ誠(大型速球派右腕)
こんな指名がハイリターンだけど、ハイリスク過ぎるか。
ドラ2で獲った中後(去年戦力外)・川満(今年戦力外)・田中英が戦力になってない時点で、ちょっと上位でこれ以上失敗は繰り返せないね…。
まずいのは入札を外しまくり、後手に回って一つ下の順位で指名予定の選手を繰り上げまくる
1位:田中入札⇒抽選×⇒加藤・黒木を繰り上げ
2位:2位で狙っていた選手を獲られる⇒鈴木を繰り上げ
3位:指名済み⇒繰上げ
4位:指名済み⇒繰上げ
5位:指名済み⇒繰上げ
6位:欲しい選手がいなくなったので終了
こういう場合か。
今年は豊作だから5人で終了って事は無いだろうけど。
即戦力投手と左投手、大学生以下の外野手は必ず補強してくれ。
まあ、明日の今頃には泣いても笑っても結果は出ているので、果報は寝て待とう。