上海で働く肉まんの徒然草 2

2002年から続く上海での毎日を徒然と書いてます。
中国人に負けず、自分に負けず、
片意地張らず今年も頑張ります♪

変わる中国

2011年07月29日 | 中国

高速鉄道の事故で隠蔽だの何だのと問題は色々ある中、
昔とちょっと違うと感じる事がある。

政府からの報道規制がしかれたと日本のネットで記事になっていたが、
実際中国の新聞やニュースを見ると、
政府や鉄道局の対応に対する不満や疑問点が新聞に多々載っている。

 

今朝の新聞は温家宝が現場で実施したメディア記者会見の質問内容が掲載。

一面記事には『人が生きれる兆しが無い』と人命救助が早急に打ち切られた後、
生存者が見つかり、何で打ち切られた後に生存者が見つかるの!?!
人が生きている兆しが無かったんでしょ!?!誰が打ち切ったの!?!
そんな疑問が1面に載っていた。

結局誰も救援打ち切りはして無いという事で、
じゃあ一体誰が?翌日救援休止と命令したのか?
(誰が言った言わないで今も疑問・・・)

どんどん色んな疑問点が出てきて、
結局今の状況は【羅生門のようだ】と記事は締められていた。

羅生門???

一瞬意味が分からなかったけど、
きっと生きるための悪を書く人間のエゴの意味で、
エゴの為に腐敗や隠蔽が多々ある事を皮肉ってるのだと思う。

昔なら絶対中国の新聞には載らなかったと思う上記内容。

政府や政府機構に対して不都合ある内容は昔は新聞には載らなかったり、
同じ記者会見記事でも中国の記事と日本の記事では随分印象が異なった、昔は。

勿論、事故の隠蔽はいっぱいあるのだろうし、
遺族への補償問題での口封じ何かもカナリあるようですが、
報道は政府主導でなく、少しづつ自由化されているのが現実。

でも、事故の隠蔽や報道規制って中国に限った事?

例えば日本、地震後の原発報道の操作はされてはいなかっただろうか?
(されてたよな・・・)

そう考えれば、情報操作は中国に限った事では無い。

結局、エゴの為に色んな隠蔽があったり、
日本の芸能人だって原発や電力関係会社と仲良くしないと仕事を干されたりする世の中で、
何処の世界もエゴで出来上がっていて、【正義は勝つ!】とは限らない、羅生門の世界。

と・・・少々話しがずれましたが、
中国も政府関係機構に対する不満や疑問も記事になる時代になって、
これは凄く大きな中国の変化。

色んな問題は多々あっても、
大きな中国の変化と進歩だと感じた今回の事件のニュース。

現地新聞も偶には真剣に読むと中々新鮮

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昨日休んだので1週間の終わりを歓喜する感が少々い金曜日。

週末なのに何も予定が無い花金、
独りのんびりと『パスタ家ご飯』した。

スケジュール整理や物の整理整頓実施して
ヨガでもして早く寝よっ。

今日も本当に暑かったが
暫く暑さは変わらないみたいなので
皆様も熱中症にはご注意を!

祝大家週末愉快。