もう恋なんて・・・・・

以前の私は

大好きな人が全てだった

朝おはようのメールから夜のおやすみのメールまで

風の音は、あなたの囁きに想え

太陽の暖かさは、あなたのぬくもりだった

一日中ずっと、ゼミの単位よりも、仕事よりも

好きな人が私の心も体も支配していた

ふっとした瞬間に吐息とともに

唇からこぼれる貴方の名前

貴方の事を一分一秒考えない時間はなかった


それなのに

もう恋ができない心になってしまった。

好きな人を失うのが怖くって

人は、恋愛をすると臆病になる・・・・

でもあの苦しみや虚脱感を

もう２度と味わいたくない・・・・・・

貴方を失ったとき

人生の全てが

砂上の楼閣となって崩れ去った

虹色だった生活は

闇の悪魔が支配をし

心は、涙で溢れてた

毎晩毎晩枕をぬらし

いっそ豊の元へ逝きたかった

あんな思いはもうしたくない

そんな気持ちが

私の心にブレーキをかける

もっと本気で、死ぬほど人を好きになりたいのに・・・・

怖い・・・・

恐い・・・・・

もう

恋ができない

心になってしまったのかもしれない・・・・・

また、好きな人を失ったら・・・・・・

私の心は燃え尽きて

廃人となり

すすけたハート型の涙しか

心の中に残らないようで・・・・・