恋

「恋」　オリジナルポエム

ふっと気づいたことさえ
雑踏の中にまぎれてしまい
ため息と同時に
消えてしまう

君に出会うまでの
今までの時間
僕はどこで道草をくっていたのだろう

太陽がこんなにまぶしいと感じたのも
月がこんなに美しいと感じたのも

みんな僕が君に恋をしたからだね

君の瞳が輝くとき
僕の心は小躍りする

あてどない
目的すら見つからない毎日は
ひめくりカレンダーのように
ひきちがれ

僕の心に闇を落とす

君が好きだよ
心から
君を思うときだけ
素直になれる

君の心がいつも欲しいよ
君の手をこのまま握り締めていたい

君に出会えて
僕の人生は光のほうへ導かれた

だからもう泣かないで
二人でゆっくり歩いていこう

「線香花火」オリジナルポエム

「線香花火」

あの日待ち合わせをしていった花火大会
君のはじめての浴衣姿に
僕のこころはドキドキしたよ

いつもより少し大人っぽくて
君のまなざしみつめられず
下ばっかり向いてたね

花火をみながら
はしゃぐ君の手に
初めてそっと触れてみた

君の手は
ほんのり暖かく
ぼくの心に火をともしたね

帰りがけに君がせがんだ
線香花火
一緒に火をつけると

いつまでも消えないで
と小さく君が
つぶやいた

毎年夏が来るたび
思い出す
花火を見るたび
思い出す

僕達の火はいつからか
小さく小さくなっていった

僕も君も気づいていたのに
消えないでって願っていたんだ

君がいた夏を思い出すたび
ぼくは少しずつ夏が嫌いになっていく

きみのせいでも
ぼくのせいでもないのにね

夏のけだるい暑さのなかの
灼熱地獄の街の中で
浴衣姿の人をみると
いつも君を思い出すよ

今ごろ君は違う誰かと
一緒に線香花火をしてるかな

僕はきっとこれからも
ずっと
花火をみることはないだろう

君との小さな
大切な
思い出として

心の扉の奥にしまっておくよ

花火

みんなでやった
ロケット花火
仲間の笑顔
僕は一生
忘れない

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みんなで競った
線香花火
小さな火種がチラチラと

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花火大会
浴衣姿の
君のうなじにドキ〓

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花火をしながら
誓ったあの日
またいつかみんなでやろうと


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夜空に咲く花よりも
君の笑顔に見とれる
僕


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いつまでも
落ちないでこのままで
あなたと一緒に
線香花火
あなたの瞳がやさしくて


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ひと夏の
恋の思い出
線香花火


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花火より
あっけなく散った
恋心


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打ち上げ花火に照らされて
初めて気づいた
君の涙

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夏の思い出
花火
幼き日々の
走馬灯

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なんで花火ってあんなにはしゃげて、楽しくて、でも物悲しいんでしょうか？