★おとといは、お風呂+バリ式(頭皮、髪)のマッサージを受け
昨日は、温泉+岩盤浴してきました~
会社に復職できたら、なかなか行けなくなるので・・・・・
********************************
第二節「我が愛する人々へ」
沙羅はまだ、真っ白な用紙をぼんやりと眺めていた。
沙羅は昔からあまり目立つ存在ではなかったので、学生時代にいじめる側にもいじめられる側にも所属をしたことがなかった。
なので、この仕打ちは、ある意味はじめての「いじめ、意地悪」だったのだ。
ふーっとため息をついた
沙羅「内部犯の犯行か、外部犯の犯行か?どちらにしても私が恨まれてるんだよね・・・」
またぽろぽろと涙がでてきた。
そんなとき「コンコン」と部室の扉をたたく音がした。
沙羅(駿?駿が来てくれたんだ・・・!)
喜び勇んで部室の扉を開けるとそこには、コンビニの袋をさげた後藤が立っていた。
後藤「中に入ってもいい?」
沙羅「はい」
後藤「部長に、許可とったから、まったく別のポエムを書いてもいいって
まだ、かけてないんでしょ?」
とてもとても不安で孤独だった沙羅には、今他人にやさしい言葉をかけてもらうとそれが、
きっかけになって涙線をとどめていた心の鍵が開き、とめどなく涙が流れてきた。
後藤「ご・・・ごめん・・・余計なことしちゃった?泣かないでよ・・・松岡さん」
沙羅「違うんです。私・・・・私・・・・」
後藤は何もいわずにハンカチを沙羅に差し出した。
沙羅「ありがとうございます・・・・」
後藤「こういうことってよくあるんだよ・・・僕も昔、美術部だったんだけど、部室に絵を飾っておいて・・・誰の絵をコンクールに出展するかの選考会の前の日に、キャンバスがめちゃくちゃに切り裂かれていたりして・・・・出る杭うたれる・・・でね」
沙羅「・・・・」
後藤「でも、これは僕と部長の見解なので、絶対に誰にも言ってほしくないんだけど。
たぶん松岡さんと秋吉君が仲いいんで、それに嫉妬してやったことだと思うよ・・・」
沙羅「だ・・・・誰が?」
後藤「それは、君が一番よくわかっているんじゃないのかな?」
沙羅「・・・・・」
後藤「そう・・・たぶん・・・小百合ちゃんだね。彼女も松岡君のこと好きみたいだから」
沙羅「私は、このサークルをやめたほうがいいのでしょうか?」
後藤「逃げちゃだめだよ。逃げたら負けだ・・・君は、とてもピュアでいい詩を書く。
それに松岡君のこともそんなに簡単にあきらめられるの?」
沙羅「・・・・・みんなご存じなんですか?私たちのこと」
後藤「一目瞭然だよ・・・みんな気づいているけどいわないだけ」
沙羅「すみません。」
後藤「謝る暇があったら、ポエムを完成しないと」
というと後藤は、3枚の挿絵をさらに見せた。
後藤「これは部長了承済み。まったく違う分野のポエムをこの挿絵にあったものを書いてごらん。書き終わるまで待っていてあげるから。元気だして・・・・
自分に負けちゃダメだよ・・・小百合ちゃんにも・・・好きならきちんと松岡君をつかまえておかなきゃね・・・」
沙羅「はい。」というと沙羅はその3枚の挿絵をじっとみつめてやがてペンをとりなおした。
【我が愛する人々へ】
空を仰ぎ 満天の星を見つめなさい
そして星の中に自分を見つめなさい
人は皆 星より生まれた神の申し子
憎しみも妬みも
遠い昔はありもしなかった
星を星の海を見つめ
元来~もと~の姿に戻りなさい素直で純粋な心
すきとほった心の窓を開きなさい
海を見つめ
海と共に戯れなさい
そして海の中に自分の姿を探しなさい
人は皆、海より生まれた悪魔の申し子
仲間を傷つけ、おびやかし、のさばっていく。
海を、海の友に触れて
今の自分を洗いなさい
染み付いた汚れた心を洗い流し
ガラスの心を作りなさい
大地に立ち、母なる大地を踏みしめなさい
そして大地の下に生命~いのち~の源を見つけなさい
人はみな母なる大地より生まれた一つの生命体
互いの命を尊重し、互いの心をみつめなさい
喜びも悲しみも素直にうつしだせる
ガラスの心を持ちなさい
宇宙~そら~を見つめ
海と戯れ
大地を踏みしめ
そして生命~いのち~の唄を口ずさみなさい。
後藤「いい感じだ」
駿はさっきから、部室の前ではいるのを躊躇していた。
コンコンとノックをし、部室のドアをあけると
沙羅と後藤がそこにいた。
駿はショックだった・・・・
コンビニの袋をほおりだし、部室を飛び出した。
「狂おしいほどのジェラシー」
落ち込んでいた君をなぐさめようと
ノックをしてドアをあけると
聞き慣れた声と笑い声
君が誰かと語らっている
君が誰かと笑い合っている
狂おしいほどのジェラシーが
ひとつの作品を二人で覗き込み
熱心に話をしている二人
夢であって欲しいと願いつつ
頬をつねってみたけれど
心の痛みで現実と知る
声をかける勇気もなく
部屋を飛び出しし
雨の中を走りだす
猜疑心と不安な気持ちが
いつしか嫉妬の炎と化して
僕の心を焼き尽くす
雨に打たれながら心にひびが入っていく
息が苦しく
このまま雨の中で溶けていきたい
沙羅「駿!!!」
後藤「追いかけて行きな・・・この傘をもって・・・今いかなきゃだめだよ。
彼は、誤解したんだ・・・大丈夫、この作品は僕が、責任をもって仕上げるから」
沙羅「ありがとうございます!!」
というとコンビニのふくろと一緒に駿が、ほおりだした傘を二本持って雨の中飛び出して行った。
沙羅「駿!!駿!!どこ!駿!!!!」
沙羅はキャンパスの中を探し回った、傘をささなかったため沙羅の体は雨でぬれていった。
沙羅「駿・・・・」
駿はよく二人が一緒にお昼御飯をたべる芝生の丘の上で雨にぬれながら両足を抱えて座り込んでいた。
駿「沙羅・・・・」
沙羅「駿・・・後藤先輩は、挿絵をもってきてくくれただけで・・・・」
最後まで言わないうちに、駿は沙羅を抱きしめ、キスをした。
お互い雨に打たれて冷えた体のまま、心だけが燃え盛っているようだった。
駿はそのまま口を利かないまま、沙羅の手をずっとひっぱって駐車場に向かった
昨日は、温泉+岩盤浴してきました~
会社に復職できたら、なかなか行けなくなるので・・・・・
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第二節「我が愛する人々へ」
沙羅はまだ、真っ白な用紙をぼんやりと眺めていた。
沙羅は昔からあまり目立つ存在ではなかったので、学生時代にいじめる側にもいじめられる側にも所属をしたことがなかった。
なので、この仕打ちは、ある意味はじめての「いじめ、意地悪」だったのだ。
ふーっとため息をついた
沙羅「内部犯の犯行か、外部犯の犯行か?どちらにしても私が恨まれてるんだよね・・・」
またぽろぽろと涙がでてきた。
そんなとき「コンコン」と部室の扉をたたく音がした。
沙羅(駿?駿が来てくれたんだ・・・!)
喜び勇んで部室の扉を開けるとそこには、コンビニの袋をさげた後藤が立っていた。
後藤「中に入ってもいい?」
沙羅「はい」
後藤「部長に、許可とったから、まったく別のポエムを書いてもいいって
まだ、かけてないんでしょ?」
とてもとても不安で孤独だった沙羅には、今他人にやさしい言葉をかけてもらうとそれが、
きっかけになって涙線をとどめていた心の鍵が開き、とめどなく涙が流れてきた。
後藤「ご・・・ごめん・・・余計なことしちゃった?泣かないでよ・・・松岡さん」
沙羅「違うんです。私・・・・私・・・・」
後藤は何もいわずにハンカチを沙羅に差し出した。
沙羅「ありがとうございます・・・・」
後藤「こういうことってよくあるんだよ・・・僕も昔、美術部だったんだけど、部室に絵を飾っておいて・・・誰の絵をコンクールに出展するかの選考会の前の日に、キャンバスがめちゃくちゃに切り裂かれていたりして・・・・出る杭うたれる・・・でね」
沙羅「・・・・」
後藤「でも、これは僕と部長の見解なので、絶対に誰にも言ってほしくないんだけど。
たぶん松岡さんと秋吉君が仲いいんで、それに嫉妬してやったことだと思うよ・・・」
沙羅「だ・・・・誰が?」
後藤「それは、君が一番よくわかっているんじゃないのかな?」
沙羅「・・・・・」
後藤「そう・・・たぶん・・・小百合ちゃんだね。彼女も松岡君のこと好きみたいだから」
沙羅「私は、このサークルをやめたほうがいいのでしょうか?」
後藤「逃げちゃだめだよ。逃げたら負けだ・・・君は、とてもピュアでいい詩を書く。
それに松岡君のこともそんなに簡単にあきらめられるの?」
沙羅「・・・・・みんなご存じなんですか?私たちのこと」
後藤「一目瞭然だよ・・・みんな気づいているけどいわないだけ」
沙羅「すみません。」
後藤「謝る暇があったら、ポエムを完成しないと」
というと後藤は、3枚の挿絵をさらに見せた。
後藤「これは部長了承済み。まったく違う分野のポエムをこの挿絵にあったものを書いてごらん。書き終わるまで待っていてあげるから。元気だして・・・・
自分に負けちゃダメだよ・・・小百合ちゃんにも・・・好きならきちんと松岡君をつかまえておかなきゃね・・・」
沙羅「はい。」というと沙羅はその3枚の挿絵をじっとみつめてやがてペンをとりなおした。
【我が愛する人々へ】
空を仰ぎ 満天の星を見つめなさい
そして星の中に自分を見つめなさい
人は皆 星より生まれた神の申し子
憎しみも妬みも
遠い昔はありもしなかった
星を星の海を見つめ
元来~もと~の姿に戻りなさい素直で純粋な心
すきとほった心の窓を開きなさい
海を見つめ
海と共に戯れなさい
そして海の中に自分の姿を探しなさい
人は皆、海より生まれた悪魔の申し子
仲間を傷つけ、おびやかし、のさばっていく。
海を、海の友に触れて
今の自分を洗いなさい
染み付いた汚れた心を洗い流し
ガラスの心を作りなさい
大地に立ち、母なる大地を踏みしめなさい
そして大地の下に生命~いのち~の源を見つけなさい
人はみな母なる大地より生まれた一つの生命体
互いの命を尊重し、互いの心をみつめなさい
喜びも悲しみも素直にうつしだせる
ガラスの心を持ちなさい
宇宙~そら~を見つめ
海と戯れ
大地を踏みしめ
そして生命~いのち~の唄を口ずさみなさい。
後藤「いい感じだ」
駿はさっきから、部室の前ではいるのを躊躇していた。
コンコンとノックをし、部室のドアをあけると
沙羅と後藤がそこにいた。
駿はショックだった・・・・
コンビニの袋をほおりだし、部室を飛び出した。
「狂おしいほどのジェラシー」
落ち込んでいた君をなぐさめようと
ノックをしてドアをあけると
聞き慣れた声と笑い声
君が誰かと語らっている
君が誰かと笑い合っている
狂おしいほどのジェラシーが
ひとつの作品を二人で覗き込み
熱心に話をしている二人
夢であって欲しいと願いつつ
頬をつねってみたけれど
心の痛みで現実と知る
声をかける勇気もなく
部屋を飛び出しし
雨の中を走りだす
猜疑心と不安な気持ちが
いつしか嫉妬の炎と化して
僕の心を焼き尽くす
雨に打たれながら心にひびが入っていく
息が苦しく
このまま雨の中で溶けていきたい
沙羅「駿!!!」
後藤「追いかけて行きな・・・この傘をもって・・・今いかなきゃだめだよ。
彼は、誤解したんだ・・・大丈夫、この作品は僕が、責任をもって仕上げるから」
沙羅「ありがとうございます!!」
というとコンビニのふくろと一緒に駿が、ほおりだした傘を二本持って雨の中飛び出して行った。
沙羅「駿!!駿!!どこ!駿!!!!」
沙羅はキャンパスの中を探し回った、傘をささなかったため沙羅の体は雨でぬれていった。
沙羅「駿・・・・」
駿はよく二人が一緒にお昼御飯をたべる芝生の丘の上で雨にぬれながら両足を抱えて座り込んでいた。
駿「沙羅・・・・」
沙羅「駿・・・後藤先輩は、挿絵をもってきてくくれただけで・・・・」
最後まで言わないうちに、駿は沙羅を抱きしめ、キスをした。
お互い雨に打たれて冷えた体のまま、心だけが燃え盛っているようだった。
駿はそのまま口を利かないまま、沙羅の手をずっとひっぱって駐車場に向かった