まったく目が離せなかた。あまりにもすばらしいゲームだったので、終わったあとには深いため息がでた。ポルトガルはロスタイムにもまだ攻めていた。そういう強い気持をベンチも含めた全員が失わなかったのが、勝因だろう。
ヌーノゴメスのすばらしいシュートで得た1点を、早めに守ろうとしていたら、こういう形では終われなかっただろう。
ギリシャに追いつかれたスペインは、なにがなんでも勝ちにいく積極性を欠いて引き分けた。それが命取りになるような気がしたが、まさにそうなったわけだ。
サエスはフェルナンドトーレスとラウルを選択した。頭を丸刈りにしたフェルナンドトーレスには、決定的なチャンスが一度あった。ホアキンが鋭く入れたボールを受けて振り向いたとき、前にはGKしかいなかった。だが、決められなかった。
後半30分過ぎにモリエンテスを投入したがダメだった。バレロンを使わず、最後までラウルを外さなかった。
が、結局ラウルは何もできなかった。決勝リーグに進めなかった責任は、ラウルの不調とラウルを外す勇気を持てなかったサエスにある。
フェリペは違っていた。
開幕戦で重圧に押しつぶされながら、ルイコスタとコートを外してチームを建て直しての2連勝。
開催国として、勝利への強い意志がみなぎっていたポルトガル。
引き分けでも勝てると思っていたわけではないだろうが、勝利への執念という点で、スペインは負けたのだろう。
ヌーノゴメスのすばらしいシュートで得た1点を、早めに守ろうとしていたら、こういう形では終われなかっただろう。
ギリシャに追いつかれたスペインは、なにがなんでも勝ちにいく積極性を欠いて引き分けた。それが命取りになるような気がしたが、まさにそうなったわけだ。
サエスはフェルナンドトーレスとラウルを選択した。頭を丸刈りにしたフェルナンドトーレスには、決定的なチャンスが一度あった。ホアキンが鋭く入れたボールを受けて振り向いたとき、前にはGKしかいなかった。だが、決められなかった。
後半30分過ぎにモリエンテスを投入したがダメだった。バレロンを使わず、最後までラウルを外さなかった。
が、結局ラウルは何もできなかった。決勝リーグに進めなかった責任は、ラウルの不調とラウルを外す勇気を持てなかったサエスにある。
フェリペは違っていた。
開幕戦で重圧に押しつぶされながら、ルイコスタとコートを外してチームを建て直しての2連勝。
開催国として、勝利への強い意志がみなぎっていたポルトガル。
引き分けでも勝てると思っていたわけではないだろうが、勝利への執念という点で、スペインは負けたのだろう。