前半でアルゼンチンは、強烈なパンチを3発見舞って、セルビアをダウンさせた。
すさまじい波状攻撃だった。
マキシが2発、カンビアッソが1発。カンビアッソの2点目は、NBAのバスケットボールみたいだった。ポンポンとボールを回し、最後にカンビアッソがダンクを叩き込んだ、みたいな。
後半、20分、いかれたイタリア人のレフリーがケジュマンに一発レッドを出して、ゲームを台無しにしてしまった。
この種馬みたいなイタリア人は、最初から何かしでかしそうな雰囲気をプンプン漂わせていたのだが、やはりやってくれた。
昔はこの手の自意識過剰な審判が多かったものだ。今大会では始めて見た。
そのあとメッシが登場して、ただ一人ビデオの早送りのスピードで左をえぐり、クレスポに決めさせた。バルサで何度も見せたプレー。
それから自分で持ち込んでゴールを割った。
これらはおまけ、サービスだ。
結果論だが、セルビアはアルゼンチンと対等に戦える力がある、と思うべきではなかった。格下としてゲームに入っていたら、こんな悪夢はなかったろう。
[アルゼンチン-セルビア 6-0 グループC]