ユーロな日々

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オランダ 薄氷を踏む勝利 まさに死のC組だ [オランダ-コートジボワール 2-1 C組]

2006年06月17日 | Germany 2006

23分が過ぎたあと、オランダが4分間で2点をとった。
ファンヘルシーが直接FKを叩き込んで1点、ロッペンの出したボールをファンニスティロイが決めて2点。
気迫と闘志がみなぎっていたコートジボワールは、これで気落ちした。しかし、それも5分程度にすぎなかった。
そのあとの60分、コートジボワールはゲームを支配した。オランダを圧倒した。
パワー、スピード、テクニックのすべてにおいて、コートジボワールの選手たちはオランダの選手を上回っていた。
追いつくのは時間の問題に思えた。
60分間でオランダが攻撃した時間はほんの僅かしかなかった。しかし、しかし、それでもオランダはゴールを割らせなかったのだ。そしてコートジボワールの選手たちはやがて疲れていった。次第に、それまでのようには走れなくなった。それでもロスタイムの3分まで、ゲームはオランダのゴール前で展開した。
だが、オランダは逃げ切った。
まさに薄氷を踏むような勝利だった。それほどコートジボワールのサッカーはすさまじかったのだ。
こんなサッカーをやりながら、60分間オランダを圧倒しながら予選敗退。
まさに死の組だった。

[オランダ-コートジボアール 2-1 C組]