前半、トッティが早々とイエローをもらったときは、相変わらず、頭の悪いイタリア人だと笑った。
これはアメリカにも十分勝機はあるなと思った。
ピルロのFKをジラルディーノが決めて先制したが、アメリカも思った以上に組織的なサッカーを展開して互角。
5分後にはザロッタのオウンゴールを誘って、追いついた。
そして予想のとおり、イタリア人がおろかな振る舞いをしでかした。トッティではなく、デ・ロッシだったが、一発レッド。
肘うちだから仕方あるまい。
だが、ここからひどいことになった。
このウルグアイ人のレフリーが主役になってしまったのだ。
イタリアを10人にしたことが不安になったのか、ピルロにファールしたマストロエニに一発レッドを出して、帳尻を合わせてしまった。
激しくはあったが、イエローでよかったろうに。これで10人づつ。
しかし後半早々、エディー・ポープがジラルディーノに対し、レフリーの目の前で激しいファウル。
レフリーは2枚目のイエローを出さざるを得なかった。
確かにこのプレー自体はイエローに値するプレーだったが、これでアメリカを9人にしてしまった。
たぶん、レフリーはイエローを出しながら、さっきの一発レッドを悔やんだはずだ。
しかし、まだ残り時間はたっぷりあったのに、イタリア人たちは追加点を奪えなかった。
ゲーム終了の笛がなると、アメリカの選手たちは、まるで勝ったかのような表情を浮かべた。
これでガーナを破ればいいわけだ。
ただし、今日のようなガーナであれば、非常に困難な仕事になるが。
だが、しかし、今日負ければ終わりだったこの状況で、自意識過剰なウルグアイ人レフリーに9人にさせられながら、持ちこたえたのは賞賛に値する。
ビバ、アメリカーナ!!!
イタリアはチェコに負けて、恥をさらすに違いない。
だいたいイカサマが横行するような国が勝ち残ってもらっちゃあ、困るというもんだ。
[イタリア-アメリカ 1-1 E組]