ユーロな日々

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スペインには悔いの残る敗退だった [スペイン-フランス 1-3 16強] 

2006年06月28日 | Germany 2006
ジダンには気の毒だが、スペインが勝つだろう、勝ってほしい。

だが、アラゴネスがラウルを先発させ、トーレス、ビジャを並べたことは賛成できない。
ラウルのかわりにガルシアかホアキンを入れたほうが、はるかに破壊力があるはずだ。
フランスについていえば、ドメニクが相変わらずトレセゲをベンチに置いてくれたのは助かる。

しかし思わぬ形でスペインが先制する。
26分、パブロが上がってペナルティエリアの中に進入してした。
チュラムがあせったのか、かわされ、後ろから止めた。
パブロが倒れる。
イタリア人のレフリーはPKを与えた。
ビジャは、読まれても止められないボールを蹴った。左隅に強く。

40分。高い最終ラインが、リベリーに裏を取られた。
出したのはビエラだ。
抜け出し、カシージャスをかわして同点打を決める。
痛い。
プジョルが絶好調ならこういう失点はないのだが…。

これで前半は終了。
後半頭からラウルを下げて、ガルシアかホアキンを入れるべきだ。
逆にフランスにしてほしくないのは、トレセゲを入れることだ。

後半8分、ジダンが最終ラインの裏にスルーパスを出した。
マルダーのシュートをカシージャスがなんとか右手に当てた。
危ない。
フランスはスペインの最終ラインの裏を狙っている。
これで目が覚めたのか、アラゴネスがカードをきる。
ガルシアとホアキンを一度に投入。残したのはトーレス。

その後は互角の戦いが続いた。
ポゼッションはややスペインが高いが、フランスに裏を狙われて、危ない。
守備で、一度でも過ちを犯したほうが負けるのだろう。

後半28分、シャビを下げ、セナをいれた。
まあ、わかる。
フランスはトレセゲでなく、コブー。
これは驚きだが、助かる。
ドメニクがトレセゲを嫌いなことが改めてわかった。

後半37分、プジョルがアンリを倒し、いやなところでCKをとられた。
ジダンが入れたボールを誰かがクリアーしそこなった。
ボールがゴール左前方に飛ぶ。
そこにビエラが飛び込んでくる。
決まってしまった。
負けた。

ロスタイムにジダンに裏をとられてさらに1点を失ったが、これは仕方ないだろう。

スペインは先発メンバーに、ラウル、ビジャ、トーレスを並べたのが間違いだった。
後半途中で変更したメンバーなら、前半で圧倒できたような気がする。
フランスもそのほうがイヤだったろう。
ガルシアとホアキンには少し時間が足らなかった。
悔いの残る敗戦だ。

こうなれば、ブラジルを倒してほしいが、どうだろう。
ジダンだのはダメだ。アンリに爆発してほしいが、わからない。
あとは、トレセゲを入れたほうがいいと思うが…。

[スペイン-フランス 1-3 16強]