幸せ未来

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田んぼ畑転作の大問題点(気候変動、洪水への危険も、環境問題)

2020-08-24 03:17:23 | 自然栽培の重要性,農業問題


国民の人たちのコメ離れが

進み、最盛期の半分になっています


ということは単純計算で

昔の半分近くの田んぼが放棄され

それが実は日本が数千年続いた

里山文化と環境を破壊させています


日本は戦後

アメリカの余剰の小麦を

売り付けられ

給食を通じ子供たちへ

小麦文化を植え付けられました


人は子供頃に食べた食べ物を

生涯好むようになります

アメリカはそれを計算して

小麦を押し付けたととも

言われています


それで年ごとに

お米離れになりました

同時に小麦の持つ不健康

つまり

欧米型疾病の広がりを

作りました


それが戦後急速に病気が増えた

要因の一つになっています


今回は田んぼの持つ環境力と

自然力を紹介しておきましょう


私は今は農業従事者です

100種類以上の野菜つくりと

お米つくりも始めました


今年からプロが使う田んぼを

使い始めました


実はここもお米が売れないため

そばに転作された場所を

再び田んぼに戻そうとして

大変苦労しています


いちど田んぼを放棄すると

田んぼに戻すことは実は

非常に大変なのです


まだ隣が田んぼがあるので

用水路が保持されていたので

水を引くことが出来

田んぼへの復活が可能な状態ですが

用水路が廃止されると

もう田んぼへの復元は物理的に

不可能になります


つまり田んぼの減少は

再び米が必要になっても

もう米つくりは出来なくなるのです


実は田んぼは環境保持、災害防止に

大変重要な役割があります

田んぼが環境に貢献する

最大の理由はその水の

保有力です


実は田んぼや川はその下に

地下の川と水たまりを備えています


その水の量は地上の数倍の量に

なります


現在残っている田んぼの

実質保水量は

すべてのダムの保水量より

ずっと多いのです


これが渇水と洪水の調整役に

なっているのです


田んぼだけでなく

山の雑木林とくに広葉樹が

高い保水能力を持ちます


これが洪水や土砂崩れ

を防ぐのです


近年世界中で洪水が多発する

理由は温暖化という

単純な問題だけではなく


田んぼを潰したり

自然林を破壊したり

針葉樹林にしたり

川の造成やダム化が


水の周辺への保水能力を

失わさせ

水の地下への貯水能力の減少は


蒸発を招くことになり

それが雲を作り

日照を減らし雨を多く

降らせることにもつながります


保水力のなさは

またその逆にもなりやすくなります

つまりいったん雨が止むと

日照り続きにもなりやすいのです

夕立の減少にもなるかと

考えられます


田んぼの地下に田んぼの数倍の水を

蓄えることにより

川への流水量を調整して

いっぺんに川への流水量を

増えるのを抑制してきたことも

あります


昔から川の氾濫はありましたが

昔はどこにもほとんど土手も堤防も

なかったことを考慮すると


今より特別に洪水が多かった

事にもならないかと思います

それは田んぼが大きな洪水抑制


山の雑木林が土砂崩れを防いできた

こともあるかと思います


長くなりますので

次回に田んぼの自然保護への

役割をお話ししたいと思います




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