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私が高校の時だから
昔の話です
2年連続で
伊豆七島の新島に
やって来ました
真夏の海水浴です
昨年は私はここで
沖まで流されて
あわや遭難寸前で
自力で泳いで岸まで
戻って来た奇跡的な生還を
果たしました
そしてこの年も
懲りずに
同じ場所に来ました
そしてまたとんでもない
災害に巻き込まれたのです
男ばかり五人で出かけて
行ったのですが
午後夕方近く
陽がずいぶん傾いた
5時近くの時間だったと
思います
もう海岸には私たち以外
誰もいませんでした
実はそのことは
被害が生じず
すごく
幸いだったかと今は
思います
その時私以外四人は
砂浜で寝ていました
たっぷり遊んで
疲れ果てていました
私だけが、波で
浮いたり沈んだりして
遊んでいたのです
陽が沈んで来て
波が高いと
波の影になり
急にかなり暗くなり
ちょっと怖かったのを
覚えています
そんなことで
波が過ぎ去った時
私は偶然海の水平線を
見たのです
ずっと間近の
波ばかり見ていたのに
その時だけ、誰かに
誘われたように
海の水平線に目を向けました
それは目を疑うような
風景が目に飛び込んだのです
海の水平線が
全て真っ白になっていたのです
波が高く盛り上がり、白波が
全水平線に見えていました
瞬間私は恐怖を感じたのです
ただ事でないことを直感しました
今でもあの光景は
極めて明確に記憶しています
全力で砂浜に泳いで向かい
寝ている四人を起こし
砂浜を走りながら大声で
「速く逃げろ!」
他の四人は何が何だか
わかりません
でも私の怒鳴り声に
何が起きたか
聞き返すことなく
荷物を持って
すぐに防波堤の上に
走って向かわせました
この海岸は
砂浜が20mくらいだったか?
その先には数mの高さの防波堤が
あります
つまり陸地の方は防波堤しか
見えず、家などは見えないくらいの
高さの防波堤でした
防波堤には梯子が数カ所あります
一番近い梯子をすぐ登って
早く逃げろ!
私が追い立てて
他の四人を先にハシゴに
登らせました
後ろを振り返る時間も
気持ちの
余裕もありませんでした
先に防波堤を超えた
人が私が行っている意味に
気づいたようです
先に防波堤に
登った人も「急げ!」
私も最後に
梯子を登り始めました
その時にやっと後ろを
振り向きました
今でも鮮明に覚えている
あの恐怖の高波
速かったです
もう目の前に迫っていたのです
花かつおの
波の絵をご存知でしょうか?
ハワイのサファーが
楽しんでいるような
波の形
波の高さは数メートル
波の中央部は
青緑の黒ずんだ色
その天井は
真っ白の泡だった崩れた波
海岸は西向きになっていたので
陽が傾いた海は
波の中央部は影になっていて
ほとんど真っ黒だったのです
口を開いた
悪魔のように見え
すごい恐怖を感じたのを
明確に覚えています
「上に行く友人に
速く登れ!」
そしてついに波が
防波堤に到達
しました
だいたい波が防波堤に
到達することは
考えられないのです
防波堤から
海岸までは20〜30m
くらいはあり
さらに高低差も数メートルは
あるはずです
そして私だけがまだ梯子の
上部付近で
防波堤の陸地側に
入っていませんでした
波は私の足の下部分を
この波で濡らしました
その直後防波堤の頂上に
私は到達して
海の方を見たのです
防波堤の私の寸前下まで
波が来ていました
つまり砂浜は全て消え
全てがどす黒い
海
まるで深い湖のような
状態になっていました
その光景はもしかしたら
私だけが
全貌を見ていたのかも
しれません
他の友人は
防波堤の内側の道に
降りていたのです
この地域は
防波堤だけに守られている
で
もし防波堤を波が超えたのなら
全ての家が浸水してしまうような
地形です
もちろん浸水したことなんて
ないはずです
だから最大級の高波です
近年ネットで
この時代に津波の発生を
調べて見ましたが
わかりませんでした
もっと恐ろしかったのは
その波が引いていく時です
自分が潜水していた
岩肌が陸地になったほど
潮が引いて行きました
つまり数十メートル
海の底が水が
無くなったのです
もし後数秒遅かったら
もし波が胸のあたりまで
来ていたら
この波にさらわれた
でしょう
この時他の友人も
波が引いていく様子を
見ていました
この世ではないような
恐ろしい光景でした
そして波は結局
3回来ました
砂浜にあった木の切り株は
私たちが動かそうとしても
ビクともしなかったのを
あっさり波が海の奥に
さらって行きました
この大きな津波のような
高波がなんであったか?
いまだに推測も
出来ません
船が通過したような
ものではありません
何しろ見えている海が
全て白波が
立っていたのですから
津波と考えた方が
良いかもしれません
それに波のスピードが
異常に早かったです
時刻が遅かったので
近くの海岸でも
海水浴の人や
犠牲者が出たような
情報はありませんでした
でもあの時に気づいて
考えることなく
迷わず全力で逃げたことで
命拾いできました
友人からは
しばらく
命の恩人扱いでしたが
本当にあの時に
海の水平線を
見たことは
ギリギリのタイミングで
守護霊様が知らせて
くれたのでしょう
人生3度目の奇跡的
幸いの出来事でした
皆様も海では
充分に気をつけて
周囲に注意を払いながら
お楽しみくださいね
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