今必要であり有効なことは、「令和という新しい時代」を構想することではない。(今回天皇に即位した人間がどのような人格かはさておき)「なぜ天皇制なのか」「天皇制はどのような機能を果たしてきたのか」「日本人とは何か」という根源的な課題を問い損なって出発した「戦後民主主義」が、そのことによって差別・排外主義の温床となって75年後の現在を迎えている、という事実は、今、このタイミングにこそ問い返されるべきなのだ。それは、日本における人権の問題を考える時に避けて通れない道だと考える。
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