自分がここ数年間重きを置き、信頼している会議の場で、どうしても自分の意見や提案が「聞き流されて」しまう、という、最近ない現象にであって当惑している。腹を立てているわけではない。ただ、整理がつかず、当惑しているのだ。 . . . 本文を読む
予告していた2015年「障害福祉は大田区をよくする!」キャンペーン総括は、残念ながら今回選挙前に書き終える時間がとれませんでした。選挙当日の明日は、区議会議員選挙総体の課題について配信予定です。総括続編は、来週中に配信を目標にしたいと思います。 . . . 本文を読む
しげのは2015年、前回の大田区議会議員選挙に立候補し、かろうじて474票を得て終わりました。おかげであきらめていた供託金30万を無事回収できました。投票してくれたかたがたに改めてお礼申し上げます。 また出るの?とよく聞かれるのですが、今回は出ません。前回なぜ出て、今回なぜ出ない、という理由説明も含めての、前回選挙の総括を書き始めています。徐々に書いて、今回の投票日までには全部書き上げたいと思います。 . . . 本文を読む
日本は国連障害者権利条約を批准し、条約に準拠した法律で障害を理由とする差別を禁止している。しかし現実には、われわれの周囲は「障害を理由とする差別」に満ち溢れ、一方で「差別されたことはない」という当事者・家族もいる。そもそも「障害」とは何か、という認識自体がここ数十年で大きく変化したともあって、差別禁止に合意したとしても、「何が『障害を理由とする差別』なのか」が、専門家や行政を含めて合意形成できていない、という現実で、障害と差別を理解啓発する研修も、内容や方法の合意形成が困難だ。差別・偏見に一般にある問題への考察と並行して、筆者の現場である障害者差別に顕著にみられる状況分析をしていく。 . . . 本文を読む
今年も「人権週間」最終日。しかし、依然として憂慮することは、「人権教育」が、質・量ともに微妙な「啓発」であり、結局、一般に流布されることは「思いやり」という「心の問題」に過ぎなくなっていることだ。そのことには、おそらく多くの人が気づいているのだと思う。これまで通り「人権が大切だ!」といい続けても、人権は死んでしまうのではないか?もう一歩、根源的な検討を加える必要があるだろう。今回、参照するのは石埼学・ 遠藤比呂通編『沈黙する人権』(法律文化社、2012年)、33ページ~第2章「人権教育再考」阿久澤麻里子である。 . . . 本文を読む