ニラと間違えてスイセンを誤食した食中毒があったようですね。
スイセン以外にもヒガンバナ科、ユリ科に要注意です。
特にスイセンの自生もあるので、スイセンが自生していないかなど
ニラを栽培している場合は気を付けた方が良いかもしれませんね。
スイセンは有毒植物でリコリンやシュウ酸カルシウムが含まれています。
鱗茎は最も毒素が強いので誤食に要注意です。
ニラとスイセンは形状や葉の色がよく似ており、
中毒例が多いようです。
花が咲いていれば比較的見分けがつきますが、
他にスイセンとニラを判別するには
抜いて根を見てみる方法があります。
スイセンには球根がありますが、
ニラには球根が無いため、
球根で判別することができます。
また、ニラはニラの葉に特有の香りがありますが、
スイセンの葉には香りがありません。
ニラを切る前に手で少し千切ったりして香りを確かめてみるのも有りかもしれません。
ニラとスイセンの誤食に気を付けましょう。
ちなみにニラは栄養価が非常に高く、
ビタミン類、カルシウム、リン、鉄、β-カロテンなど多くの栄養素を含んでおり、
実は生薬にも用いられます。
種子は韮子(きゅうし)という生薬で
「腰痛」、「遺精」、「頻尿」、「下半身の冷え」、「下痢」に用いて、
葉は韮菜(きゅうさい)という生薬で
「強精」、「強壮作用」、「腹痛」、「疲労」に用いられます。
こちらは現在の仕事上、漢方医学を挿ませて頂きました。
誤食による食中毒にお気を付け下さいませ。