やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

無事,追い越します    やれこら やれこら

2014-10-17 07:30:00 | 今日のやれこら
通学時間帯に高校に近い坂道を運転しています。
高校に通じる道は片側一車線で歩道は有りません,坂は曲がっています。
坂を登る高校生に歩く子はほとんどいません,大方自転車を押しています。
自転車を押す高校生は,みんな左側通行です。
反対車線の下りは渋滞で車が連なっています。
この時間帯は何時もの事です。

私も坂道を登っています。
自転車を押す高校生と同じ方向に進んでいます。
安全第一は当然ですが,自転車について行っても後ろの車に迷惑です。
対向車線は渋滞中です,対向車にぶつかりながら追い越すわけにもいきません。
細心の注意を払って追い越します。

“今日はおかしいなぁー,ゆっくり過ぎる”
前の車も,その前の車もスピードを落として進みます。
週に二日は通る道ですが,登りの渋滞は経験していません。

“あっ,あれだ”
カーブを曲がって,坂の頂上が見通せるところまで来た時です。
登り渋滞の原因が分かります。
7~80m先に,2列並行で自転車を押す高校生のペアがいたんです。
会話中のようです。
男子の顔が車の通る方を向いています。
当然女子が車に近い方ですが,顔は男子の方を向いています。
自転車2列並行では,車が追い越せる幅は狭くなり,ぎりぎりです。
私の前には10台ほどの車がいます。
反対車線は渋滞中です。
ペアを追い越す車は,スピードを落として慎重です。

“誰か,窓を開けて注意しろ,怒ってやれ ”
“怒られる前に気が付け,高校生にもなって何だ”

誰も言わなかったようです。
私にペアを追い越す順番が来ました。
助手席の窓を開けます。
男子の顔がはっきり見えます。
ニコニコといかにも楽しそうですが,見たかった女子の顔は見えません。

“こらっぁー,危ないだろがぁー”
“気持ちは分かるけど,人の迷惑も考えろぉー”
“せめて,女子を左側にして,車から守ってやれぇー”

心で叫んで,開けた窓を閉め “無事”追い越します。
                   やれこら やれこら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする