やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

早めの準備   やれこら やれこら

2014-10-04 07:47:59 | 今日のやれこら
昨夜の雨を境に,金木犀が香らなくなりました。
彼岸花も色が褪せて白っぽくなっています。
空には黒い雲がひろがり,お日様の姿は見えません。
何となくスッキリとしない朝です。

“よっし,こういう日は運動だ,汗をかこう”
ご近所は既に大根やカブの種まきを済ませているようだし,時期を外さぬようにせねば。
しかし,種まきの前にはまず畑を耕すことが必要です。
我が家には,近所の皆さんが使っている耕運機は有りません。
負け惜しみではなく,“自分で鍬を振るってこそ百姓だ”の信念が有るからです。
自力で鍬を振るいます。
幸い今日は一日中曇りの予報です。
昨夜の雨もほどほどで,畑も耕しやすくなっています。
鍬を振るい,汗をかけば,高齢者には十分過ぎる運動になります。

まず,基肥と石灰分を畑にまき,それから耕します。
本来は種をまく10日くらい前に,この作業をして置くのが良いのです。
“来年こそは段取りよく”を何年も繰り返しています。
今年もあたふたと耕して,直ぐに種まきです。

使う鍬は,父母が使っていた先がフォークのような年代物の三つ鍬です。
もしかするともう一世代前からの物かもしれません。
耕すのは,大根とカブの種をまく場所だけ4坪ほどです。
耕運機だと5分も有れば十分ですが,鍬となると大変です。

「あんたは,鍬の使い方を知らん,力任せに振り下ろしても“えらいばあじゃ”」
「えらいばあじゃ」とはしんどい目をするわりには効果が無いという意味です。
自分でできなくなり“代耕”する私を見て,母はよく言いました。

「あれあれ」です。
鍬を振り下ろし,引き抜こうとすると三つに分かれた金具部分が畑に残ります。
失敗しました,急に思いついたので,鍬を事前に水に浸していませんでした。
鍬の金具部分に木の柄がはさまっているところを,水に浸しておきます。
水に十分浸していれば,木の柄が水分を吸収して膨らみます。
金具の穴から「抜けなくなる」のです。

抜けるたびに,柄を杖に周りを眺め暫くの休憩です。
そしてまた元に戻し,作業開始です。
能率の悪い作業ですが,何とか午前中にやっと終了です。
予定以上の汗をかきながら,再認識です。
「段取りよく,はやめの準備」
私に一番欠けているものです。

昨日の事です,「年賀状印刷予約賜ります」の幟を見つけました。
ニュースでは「おせち料理のご予約開始」をやっていました。
十月になったばかりで,何とも早すぎるのではないかとあきれます。
「段取りよく,はやめの準備」は大事です。
ですが,あまり早すぎても予約した事を忘れる心配が有りそうで・・・
                    やれこら やれこら