小学校の頃よくやった花火といえば2B弾だ。
これは夏にやる花火と違って、見る花火じゃないから年中やった。
パーンッという音を楽しむというか、男の子のイタズラ花火だった。
道路や壁に叩きつけて破裂させる、カンシャク玉と同じで、駄菓子
屋でいつでも置いていた。
太いマッチ棒ぐらいの花火で、マッチの擦るところで擦り、
何秒後かにパーンッと破裂する。 原っぱの土管に放り込んで
パーンッ、ドブ川に投げてもブクブク泡立ってからボコッと破裂した。
その頃、住んでいた矢口の渡しあたりでは、道路工事で
地面を掘ると、ネズミ色のきれいな粘土がたくさん出てきた。
工事のおじさんの話では、大昔、そのへんも多摩川だったそうだ。
だから深く掘ると、粘土がいっぱい出るんだと教えてくれた。
これをひろって戦争ゴッコに使う。 粘土を丸めてその中に
点火した2B弾を入れ、テキの隠れている頭上に放り投げる。
手榴弾だ。 上でパーンッと破裂させると、粘土がバラバラに
なってテキの頭に落ちた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
頭が粘土だらけになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
あとで事故がたくさん出て禁止されたのが、2B弾を使った鉄砲。
鉄か塩化ビニールの細いパイプの片端をしっかり塞いで、火をつけた
2B弾を入れ、すぐにビー玉を入れる。 鉄砲をかまえて待つと、
ビー玉が破裂音と同時に飛び出す。 私は作らなかったが、親友の
安田君がやって見せてくれた。 塀の上に置いた、ぶ厚い牛乳瓶が、
木端微塵に砕けてびっくりした。
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形之医学・しんそう療方 東京小石川
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