形之医学・しんそう療方 小石川院長 エッセー

昭和の頃、自然と野遊び、健康と医療のことなど。

キクラゲ(木耳)

2013-04-23 19:07:30 | Weblog

佐倉に引っ越してまもない頃、城址公園を散歩していると、
枯れた木にキクラゲのようなものがたくさん出ていた。 
中華料理の炒め物に入っているキクラゲによく似ている。 
持ち帰って図鑑で調べてみるとやはりそうだった。 
生の食べ方がわからないので、味噌汁に入れて食べてみた。 
中華のキクラゲと同じで味らしきものはなく、こりこりした
食感がつよい。

その後、少しレパートリーが増え、炒め物に入れる他、
佃煮もうまい。 キクラゲを細く切り、フライパンで
軽く炒めたあと、醤油、みりん、酒、砂糖を入れて
煮汁がなくなるまで煮る。

写真は少し乾燥したキクラゲだが、雨降りのあとのキクラゲは
少し透明がかり、ぷくぷくした褐色の耳たぶみたいだ。
きっとそれで、「木耳」 と書くのだろう。 
乾燥したキクラゲをもどしたものより厚みがある。

このキノコ、雨の少し多いときなら、冬以外よく出る。
木の幹や枝に不規則に並んでいることも多い。 
キクラゲを探して歩くと、どうしても上を見る。 
多くのキノコを探すときは、下を見ながら歩くのとは大違いだ。 
枯れて間もないニワトコの枝によく出る。 
養分がなくなるからか、枯れた木が古いと出ていることは少ない。 

からだの形は、生命の器
形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/


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