みなさん、こんにちは 昨日、クラビット点眼薬のジェネリック薬品(後発品)の発売日でした。
クラビット点眼薬って眼科ではもっともよく処方される点眼薬の1つです。抗生物質といって細菌をやっつけるものです。ものもらい(麦粒腫)や角膜にキズができたとき結膜炎や白内障手術などの手術後の感染症対策にも使用されます。
みなさんもご存知のとおり医薬品にはジェネリック薬品(後発品)があり医療費の抑制の目的で多く利用されるようになりました。
ジェネリック薬品の安全性・有効性については難しい話しになりますので今回は割愛させていただき商品の案内だけさせてもらいます
真ん中の「クラビット点眼」は10年前に発売された商品です。現在でもなお多剤と比較しても強い効果をもち第一選択として使われている薬剤です。しかし特許切れのために今回多くのジェネリック薬品を迎え撃つ立場となりました。
向かって右側の点眼は「クラビット1.5%」 なんと3倍濃い点眼薬が開発され発売されました。いままでの点眼薬でも十分な効果を発揮してたのにさらに3倍。これは期待されますよね。しかも薬価(薬の値段)も従来の薬剤と同じ。今までのクラビット点眼でも十分な効果を感じている眼科医が多く一気に切り替わるということはなさそうですが、今後の展開を注視していきたいですね。勝手に推測するにメーカーの憶測があるようですね~。ジェネリック薬品が多くのメーカーから発売されるが本家は3倍濃度を濃くしたんだからジェネリックとは違うよ!ということ。本家クラビット点眼本気です。
当院が採用したのは写真一番左の「レボフロキサシン0.5%TOA」。日東メディックさんという古くから点眼薬を販売している信頼できるメーカーさんからのものです。容器もよく似たデザインをしており従来クラビット点眼を使用していた方からは安心して切り替えできるように思いますし、意地悪く言えば本家の配色をパクッタ!って感じですね
さて肝心な薬価(10割負担にて)ですが、
クラビット点眼、クラビット点眼1.5%が 690円/本
レボフロキサシン点眼0.5%が460円/本です。
単純に計算すると3割負担の人で1本あたり70円、1割負担の人で23円安くなります。ジェネリック=激安みたいな報道をよく目にしますが実際はこの程度の差ですね。
以上、本日のご報告でした
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました
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