☆K'sコンタクト☆ 大阪府茨木市 ”くぼた眼科” 併設のコンタクトレンズ販売店

取り扱いコンタクトレンズの紹介、眼科のトピックスをアップしています。
http://kubotaganka.com/

オルソケラトロジー経過

2017年09月12日 11時31分31秒 | コンタクトレンズ

みなさん、こんにちは
オルソケラトロジーの取り扱いを開始してから多くの患者さんに来院してもらっています。

実際の経過の1例を書こうと思います

患者さんは中学1年生のA子ちゃん(仮名)

学校の視力検査で両眼ともに「C」判定をもらい受診。視力は

RV=0.2(1.5xS-1.25D)

LV=0.2((1.5xS-1.75D)でした。

両眼ともに裸眼視力が0.2で軽度の近視です。

中学生ですしメガネ等を使った矯正が必要ですね。

メガネと使い捨てレンズの併用オルソケラトロジー近視進行抑制のための低濃度アトロピン点眼治療などの選択肢についてお母さんを含めて相談。

翌日よりオルソケラトロジーを始めることとなりました。

乱視も強くはなく、ほぼ裸眼視力1.0以上がでる見込みでした。

下の写真は波面センサーといって角膜の状態と眼球全体での収差(にじみ)があるかがわかります。異常ありません。




コンタクトレンズの装着自体が全くの初めてでしたのが、頑張って自分でもレンズの装脱ができるようになりました。

当院であつかっているオルソケラトロジーレンズは比較的柔らかい素材でできている東レ社のブレスオーコレクトです。

レンズのデータはフィッティングマスターを用いて第一選択を決定しその後角膜での動き(フィッティング)を確認して調整していきます。


最も大切なのはフィッティングの確認です。オルソケラトロジーの治療が成功するかどうかはここで決まるようにも思います。

そして、通常のコンタクトレンズ装用と同程度の眼障害のリスクはありますので危険性についてよく説明することだと思っています。

夜間に装着するということ、コンタクトレンズの角膜上での動きが少ないため通常のハードコンタクトレンズよりは感染症のリスクは高いと思ったほうがいいでしょう。

ハードコンタクトレンズは通常では消毒は不要であり洗浄のみを行えばいいのですが当院では必ずヨード剤を使って消毒するように指導しています

さて、経過ですが

1週間後に来院されました。視力は

RV=1.5

LV=1.5

裸眼視力1.5に改善しました。今後も夜間に装着を継続しなければいけませんが

活動する日中を裸眼で過ごせるということで大変満足されていました。


目に関する相談は当院まで
大阪府 茨木市の眼科 白内障・緑内障・飛蚊症・コンタクトレンズ・加齢黄斑変性症 OCT設備もある
医療法人かがやき  くぼた眼科 院長 久保田泰隆
072-637-0404
 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ビルズのパンケーキ | トップ | ANA整備場見学 »
最新の画像もっと見る

コンタクトレンズ」カテゴリの最新記事