みなさん、こんにちは
カラコンのトラブルが多いことはこのブログでも何回も取り上げていますが、MBS毎日放送のニュース番組内(VOICE)でもとりあげられてましたので内容を書きたいと思います。
放送日時は2013年4月15日(月)
若い女性に人気を集めるおしゃれ用のカラーコンタクトレンズ。
医師の処方はいらず、雑貨店などでも簡単に購入できるのですが、一方で、角膜に傷がつくなどのトラブルも増えているようです。
今、若い女性を中心に人気を集めているのが…「カラコン」とよばれる色付きのコンタクトレンズ。
瞳を大きくみせることができ好みにあわせて色やデザインを選ぶことができます。
度が入っているものや入っていないもの。
1日使い捨てタイプから1か月使えるものまで、種類は様々です。
最近、普及しているのが、病院で処方されるカラコンではなく、雑貨店などで、3000円ほどで購入できる「おしゃれ用のカラコン」。しかし、それのトラブルが増えているといいます。
大阪市内に住むAさん(17)。
3年前から雑貨店で販売されていたカラコンを使用していましたが、先月、ある異変が生じたといいます。
病院に駆け込んだところ、目の角膜がはがれる「角膜びらん」と診断されました。
寝る前には必ず洗浄するなど説明書に従って使用していたというAさん。
なぜ「角膜びらん」になってしまったのでしょうか。
Aさんを診察した眼科医はカラコンの影響とみています。
渡邊医師によると、病院で処方されるカラコンは色素がレンズの外側に均一に入っていますが、雑貨屋などで購入できる商品の中には色素がレンズの内側にしかも均等に入っていないものがあり、ざらついた表面で目の角膜などを痛めてしまうことがあるというのです。
治療後、Aさんの視力は順調に回復していますが、ショックは隠せません。
カラコンによるこうした目のトラブルは増えています。
日本コンタクトレンズ学会は去年7月から3か月間で395件の障害事例が報告されたと発表。
適切に使用していないケースがその多くを占めましたが、中には、レンズが原因と考えられるケースも少なからずあったということです。
さらに取材を進めると、インターネット上では雑貨店で売られているカラコンをめぐってこんな噂も…本当に色は落ちるのか。
取材班が実際に試してみることにしました。
医師の処方なしで誰でも簡単に購入できるおしゃれ用のカラコン。
人気を集める一方で目を傷つけるなどのトラブルも増えているのです。
これはインターネットに書き込まれたカラコンの話題。
なんと、雑貨店で販売されている商品の中に、綿棒でこすると色落ちするものがあるというのです。
果たして本当なのか。
実際、雑貨店でカラコンを20種類購入し調べてみることにしました。
内側を綿棒で軽くこすっていきます。
10回程度こすると…さらに10回こすると完全に色が落ちました6種類の商品で色落ちしたのが確認できました。
原因について日本コンタクトレンズ学会の理事も務める渡邉医師は…つまり、色素を覆う膜が薄すぎるために、綿棒で簡単に破れ色がとれてしまうというのです。では、色素が目に入ることによって健康に影響はないのでしょうか。
商品に問題はないのでしょうか。
レンズを台湾から輸入している販売元に問い合わせたところ、文書で次のような回答を寄せました。
「綿棒や手指などでレンズの一部分に異常な力を与えることは適正な評価方法とは言えないばかりでなく正しい使用方法に反するものです」正しく使えば商品に問題はないと主張する販売元
そもそも、カラコンの品質基準はどのように定められているのでしょうか。
管轄する厚生労働省に聞きました。
4年前まで雑貨として扱われてきたおしゃれ用のカラコン。
しかし、間違った使い方をする人が多いうえに粗悪品も出回るなど、健康被害が相次ぎました。
そこで国は、透明なレンズと同じ「高度管理医療機器」に指定、厚労省の承認を得なければ製造・販売ができないよう規制をかけたのです。
ではなぜ、承認を受けているはずのカラコンでトラブルが起きるのか。
日本コンタクトレンズ学会は国の承認審査の甘さを指摘します
厚労省の承認を受けたカラコンは4年前、10品目程度だったのが今年1月時点で19社258品目に急増。
しかし、厚労省は臨床試験を義務づけず、書類審査だけで承認しているのです
カラコンの色落ちについて厚労省は把握しているのか。
実際に色落ちしたレンズを担当者に見てもらいました。
「かわいい」「きれい」と人気のおしゃれ用カラコン。
しかし、目に直接触れるものだけに十分注意を払い、正しく使わないと、思わぬトラブルに見舞われるかも知れません。
目に入れるものである以上、医療品としての中身の改善を厚労省には求めたいですね。
人気モデルなどがプロデュースした商品もあり自分も同じような可愛い目元になりたいという女性が買う。
インターネットなどでは激安・格安という文字もあふれて飛びつきたくなるが、使う側もおしゃれだけでなく安全性にも意識をおいて購入してもらいたい。
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