広いその部屋はまさに異空間だった。
ベットに看護士、部屋中すべて真っ白。
その中で赤と緑のランプがあちこちで点滅していた。
「クリスマスだから?」
本気でそう思った。
先ほど埋め込まれた管に、何かが繋がれ、透析が始まった。
自分が赤い管で機械に繋がれているのが見えた。
管はその中を流れる自分の血液で温かかった。
何もかも初めてのことばかりだったので、
4時間よりもすごく長く感じた。
おなかもすいていた。
家族へ連絡もできずにいた。
午後4時過ぎ、やっと透析が終った。
体中が汗でびっしょり濡れていた。
最近汗なんてかいたことなかったから、それが気持がよかった。
それだけではない、
透析前に比べるとあきらかに気分がさわやかだった。
すぐにでも家に帰れそうなぐらいピンピンしている。
駆けつけてきた家族も、主治医も驚いていたぐらい。
「3回だけ透析します。」
主治医から説明があった。
3回だけなら、仕方ないか。気持ちよくなったことだし。
すると、主治医がさらに続ける、
「将来のためにシャントの手術をしておきましょう。」
ガ~ン。
とうとうその時が来てしまった。
その夜、久々に泣いた。
朝まで泣いた。
忘れられないクリスマス・イヴになった。
ベットに看護士、部屋中すべて真っ白。
その中で赤と緑のランプがあちこちで点滅していた。
「クリスマスだから?」
本気でそう思った。
先ほど埋め込まれた管に、何かが繋がれ、透析が始まった。
自分が赤い管で機械に繋がれているのが見えた。
管はその中を流れる自分の血液で温かかった。
何もかも初めてのことばかりだったので、
4時間よりもすごく長く感じた。
おなかもすいていた。
家族へ連絡もできずにいた。
午後4時過ぎ、やっと透析が終った。
体中が汗でびっしょり濡れていた。
最近汗なんてかいたことなかったから、それが気持がよかった。
それだけではない、
透析前に比べるとあきらかに気分がさわやかだった。
すぐにでも家に帰れそうなぐらいピンピンしている。
駆けつけてきた家族も、主治医も驚いていたぐらい。
「3回だけ透析します。」
主治医から説明があった。
3回だけなら、仕方ないか。気持ちよくなったことだし。
すると、主治医がさらに続ける、
「将来のためにシャントの手術をしておきましょう。」
ガ~ン。
とうとうその時が来てしまった。
その夜、久々に泣いた。
朝まで泣いた。
忘れられないクリスマス・イヴになった。