ひげログ

髭の透析患者

至福のひととき

2010-01-08 | 日記
透析が導入されて、食事制限がほぼ解除となった。

カリウムやリン、水分量には気をつけなければならないが、

基本は何でも食べていいらしい。

病院での食事も普通食に戻った。

今までの低たんぱく米が普通米に戻った。

...県内産のひとめぼれを使っているらしく、これがおいしい。

透析がある日は昼食が2度出てくる。

透析中にまずミニ助六とフルーツ、

透析後にミニ定食。

たしてもカロリー的には1食分なのだろうが、

うれしい。



鶏のから揚げと麻婆豆腐、

以前なら不可能な組み合わせ。



大好きなカレーも。

こういうのが食べられるようになっただけでも結果オーライかな。

レールの上

2010-01-05 | 日記
朝の回診で、透析の本格導入は明日、と言われた。

昼間、透析室に行ってシャントを診てもらう。

腕にマジックで落書きされ、ペンレスとやらをもらった。

このシールで針を刺す時の痛みが少なくなるらしい。

...そんなに痛いのか?

透析患者のための栄養指導とオリエンテーションの予約もされた。

急に忙しくなってきた。

部屋に戻ると看護士がカバを連れて来た。



シャントがちゃんと育つようにこの象でトレーニングするらしい。

当分こいつにでも愚痴を聞いてもらうか。


運命の宣告

2010-01-04 | 日記


たったの2日間だったが、家での正月はゆっくり休めた。

3回の透析のおかげなのだろうか、体調は今までにないくらい良かった。

翌朝、血液検査を済ませ、朝の散歩に出かける。

朝日がきれいだった。

あとは、退院するだけだと勝手に思っていた。

朝食をすませ、テレビを見ていると、主治医が回診にやって来た。

いつもよりあきらかに早い。

検査結果の紙切れを見せながら何かをポツリと言った。

聞き取れなかった僕がキョトンとしていると、

もう一度、今度ははっきりと言った、

「やっぱり透析しないと...」

それまでの晴れやかな気分から一転、地獄へたたき落とされた。

僕は無言で主治医の説明を聞いた。

理解できなかったが、1つだけはっきりしていた、

もうじき人工透析が本格導入される。

いつかはXデーが来るとは言われていたがあまりにも早い幕切れ。

管につながれてまで生きたいのか?

正直そこまでして生き延びたくはない。

だが今すぐ死ねるか?

...やっぱり、それもできない。