ひげログ

髭の透析患者

運命の宣告

2010-01-04 | 日記


たったの2日間だったが、家での正月はゆっくり休めた。

3回の透析のおかげなのだろうか、体調は今までにないくらい良かった。

翌朝、血液検査を済ませ、朝の散歩に出かける。

朝日がきれいだった。

あとは、退院するだけだと勝手に思っていた。

朝食をすませ、テレビを見ていると、主治医が回診にやって来た。

いつもよりあきらかに早い。

検査結果の紙切れを見せながら何かをポツリと言った。

聞き取れなかった僕がキョトンとしていると、

もう一度、今度ははっきりと言った、

「やっぱり透析しないと...」

それまでの晴れやかな気分から一転、地獄へたたき落とされた。

僕は無言で主治医の説明を聞いた。

理解できなかったが、1つだけはっきりしていた、

もうじき人工透析が本格導入される。

いつかはXデーが来るとは言われていたがあまりにも早い幕切れ。

管につながれてまで生きたいのか?

正直そこまでして生き延びたくはない。

だが今すぐ死ねるか?

...やっぱり、それもできない。

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