筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

牧野植物 ノカイドウ 10月 2024年

2024年10月12日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

ノカイドウ(野海棠)

学名 Malus spontanea (Makino)Makino

ノカイドウ(野海棠)は、霧島山のみに自生し、その自生地が国の天然記念物に指定されている大変貴重な植物です。

[バラ科]  花期3~4月


※写真は、「ノカイドウ(野海棠)」/無料(フリー)写真素材を使用。

近年、シカに樹皮を食べられたり、周りの高い木に隠されて光があたらなかったりすることによって、樹勢が弱まり、枯死してしまう個体が見られ、その個体数は年々減少傾向にあります。


牧野富太郎博士の名言
「世の中に 雑草という 草はない」
世界的な植物学者、牧野富太郎の生涯は 植物への愛情に満ち溢れていました。

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牧野植物 ハマカンゾウ 10月 2024年 

2024年10月05日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

ハマカンゾウ(浜萱草)

学名 Hemerocallis fulva L.var.littorea (Makino) M.Hotta

ハマカンゾウ(浜萱草)は、四国や九州、関東以西の本州の海岸近くの日当たりのよい斜面にはえる高さ50~100cmの常緑多年草。

[ススキノキ科]  花期7月~10月


※写真は、「ハマカンゾウ(浜萱草)」/無料(フリー)写真素材を使用。 

長く這う根茎があり、根にときに紡錘状の膨らみがあります。
葉は2列に根出して並びます。

 

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牧野植物 ハバヤマボクチ 9月 2024年

2024年09月28日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

「ハバヤマボクチ

学名 Synurus excelsus (Makino) Kitam

ハバヤマボクチ(葉場山火口)は、日当たりの良い所が好きな山野草で、全体にクモ毛があるので白っぽく見える。葉は互生し、下部の葉は長さ10~20㎝の三角形で基部はほこ形に張り出す植物です。
[キク科]  花期: 9-10月

※写真は、「ハバヤマボクチ」/大分県九重町で私が写したものです。

在来種(日本固有種)で、本州(福島県以西)、四国、九州に分布しています。山地のススキ原などに生える植物で、花の名前のハバヤマは草刈り山、ホクチは乾燥したこの葉から綿毛をとり火を移し取るのに使ったからということです。遠くから見るとヒゴダイと間違えられることの多い植物ですよ。

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牧野植物 カライトソウ 9月 2024年

2024年09月21日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

「カライトソウ

Sanguisorba hakusanensis Makino

カライトソウ〈唐糸草〉は、バラ科バラ亜科ワレモコウ属に分類される多年草の1種。 種小名の「hakusanensis」は、両白山地の白山を意味する。 和名は、美しい雄蕊(おしべ)を中国(唐)渡来の絹糸に見立てたことに由来する。
[バラ科]  花期7月~9月


※写真は、「カライトソウ」/無料(フリー)写真素材を使用。

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牧野植物 ヒメヤブラン 9月 2024年

2024年09月14日 | 00.牧野植物

牧野富太郎博士ゆかりの草花

牧野博士が学名をつけた植物

「ヒメヤブラン(姫藪蘭)

学名 Liriope minor( Maxim.) Makino

ヒメヤブラン(姫藪蘭)は、ヤブランより全体に小型。ヤブランは日陰を好み、ヒメヤブランは日当たりの良い場所を好みます。

[キジカクシ科]  花期7〜9月


※写真は、「ヒメヤブラン(姫藪蘭)」/無料(フリー)写真素材を使用。 

同じ属のヤブランは大きい(葉の幅1㎝前後)ので容易に区別できるが、地下に這う茎がなく株立ちすることも良い区別点となります。


2023年NHK連続テレビ小説「らんまん」は、日本の植物学の父、牧野富太郎博士がモデルですよ。
幕末から昭和の激動の時代にひたすら愛する草花と向き合い続けた植物学者、槙野万太郎(神木隆之介)の波瀾万丈の生涯を描く朝ドラでしたね。

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