7月19日は「桃の日」です。
万葉集には、桃を詠んだ歌があります。
今日は、万葉集で植物を詠んだ 桃 の歌です。
万葉の時代も、「桃(もも)」と呼ばれています。
万葉集/巻7-1356 作者/不明
向(むか)つ峰(お)に 立てる桃の木 成らめやと
人そささやく 汝(な)が心ゆめ
【意味】むこうの丘に立っている 桃の木は実が成らないと
人がささやき合っている 油断をしてはいけません
※「峰」丘。
※「桃の木成らめや」〈成る〉は恋が成就することを掛ける。
〈や〉反語。
※「汝が心ゆめ」あなたの心を決して。
〈動揺させるな〉などが省略されている。
万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
「桃の日」の由来は、日付の「百」を「もも」と読むことから、1年で百の倍数の200日目に当たるこの日(7/19)を記念日としました。また、この時期は美味しい桃の出荷時期でもあります。
全国一の生産量を誇る山梨県の桃をPRすることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。