筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集 巻3-336 綿(わた)/万葉名:綿(わた) 11月 2024年

2024年11月27日 | 21.万葉の花

 綿(わた) : アオイ科
万葉の時代から、「綿(わた)」と呼ばれています。

【万葉集 巻3-336】
しらぬひ 筑紫(つくし)綿(わた)は 身に付けて
         いまだは着ねど 暖けく見ゆ


【意味】筑紫の綿でつくった着物 まだ身につけて着たことは
  ないけれどとても暖かそうで 心地よさそう この綿

【写真は、福岡市植物園で写したものです。】

ワタは、繊維としての綿をとるために栽培されてきました。夏に花を咲かせて、秋に種に白く長い毛がでてきます。当時の綿は今の綿とは違って、くず繭(まゆ)などを煮て引き伸ばして作った綿、いわゆる真綿(まわた)だとと言われています。

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