万葉の歌碑を訪ねて
歌碑の設置場所/福岡県太宰府市
太宰府天満宮菖蒲池畔(北側)
万葉集/巻5-830 作者/筑前介佐氏子首(ちくぜんのすけさしのこびと)
万代(よろづよ)に、年は来経(きふ)とも、梅(うめ)の花、
絶(た)ゆることなく、咲(さ)きわたるべし
【意味】いつの世までも梅(うめ)の花は絶えることなく咲き続けるでしょう。
天平2年1月13日、大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で催された宴会のときに詠まれた歌の一つです。
写真下 歌碑が置かれている場所に梅林の中にあります。
また、縦長い歌碑であるため、字の上部が見えずらいです。
写真下 近くには、「曲水の庭」があり、ここも梅林です。
写真下 歌碑の場所は、梅の木に隠れた場所にあります。
見落とさないように行かれる方は、事前に調べて行った方が良いかも。
万葉の歌碑とは
万葉集の歌を刻みつけた碑が「万葉歌碑」です。 多くの人々に親しまれた万葉の歌を石に刻み、その歌を作った歌人を讃(たた)え、その歌が後の世に残ることを願っているのです。