筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-826

2024年12月18日 | 21.万葉の花

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-826  作者/大典史氏大原(だいてんしじのおおはら)

うちなびく   春の柳と   我(わ)がやどの
              梅の花とを    いかにか別(わ)かむ

【意味】春の柳とこの庭に咲く 梅の花とを比較して
  どちらの方が優れているか どうして決められるでしょうか

※「招きつつ」〈招く〉招待する。梅を擬人化した表現。

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」を写したものです。


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文

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