筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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万葉集/巻10-1844 季節を詠んだ歌【冬(ふゆ)】

2024年01月04日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉集には、春・夏・秋・冬の季節ごと歌が詠まれています。
今日、紹介する季節を詠んだ歌は、【冬(ふゆ)】です。

万葉集/巻9-1695  作者/柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より


妹が門(かど)  入り泉川の  常滑(とこなめ)
                            み雪残れり   いまだかも

【意味】妻の家に「入り」て「出づ」  泉川の常滑の
    岩に雪が残っている  そうかまだなのだなあ

 ※「妹が門入り」〈泉川〉の〈いづ〉を導く序詞。
 ※「常滑」水苔がついて滑らかな石。

万葉の時代の季節感は今の私たちの感覚とどう違っていたのでしょう。 万葉の時代の暦は、旧暦(きゅうれき)と言われ、私たちが現在使っている太陽暦とは違っていました。旧暦でいうところの、春・夏・秋・冬は、私たちの今の感覚からすると「ちょっと早いんじゃないの?」って感じです。

※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用

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