筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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12月3日は「みかんの日」 万葉集/巻8-1489 2024年

2024年12月03日 | 00.今日は何の日

12月3日は「みかんの日」です。
万葉集には、みかんを詠んだ歌があります。


今日は、万葉集で植物を詠んだ  みかん の歌です。

万葉の時代は、「橘(たちばな)」と呼ばれています。

万葉集/巻8-1489  作者/大伴家持(おおとものやかもち)

(わ)がやどの   花橘は   散り過ぎて
                     玉に貫(ぬ)くべく    実になりにけり


【意味】わが家の庭のの 花はすでに散り果てて
    紐を通して薬玉(くすだま)に できる立派な実になった

 ※「玉に貫く」紐を通して薬玉(くすだま)にする。
                            薬玉は五月の節句に邪気を払うために用いる。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用


「みかんの日」の由来は、みかんは漢字では「蜜柑」と書かれ、昔はみっかんと呼ばれていました。 そうしたこともあり、「いいみっか(3日)ん」の語呂合わせから、全国果実生産出荷安定協議会と、農林水産省によって、11月3日と12月3日がみかんの日に制定。

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