筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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万葉集/巻3-0344 生き物を詠んだ歌 猿(さる) 2024年10月

2024年10月24日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
今日、紹介するは、生き物を詠んだ  猿(さる) の歌です。

猿(さる)は昔から日本に住んでいたようで、その骨は縄文時代の遺跡からも発見されています。また、猿をかたどった埴輪もあるとのことです。


万葉集/巻3-0344  作者/大伴旅人(おおとものたびと)

あな醜(みにく)   (さか)しらをすと   酒飲まぬ
                              人をよく見ば    にかも似る 

【意味】ああ見苦しい 自分を賢く 見せようとして酒飲まぬ
  人をよくよく眺めたならば に似ているかも知れぬ

 ※「賢しら」賢そうにすること。
 ※「よく見ば」もしよく見たとしたら。〈ば〉仮定。
 ※「かも」疑問。

万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、無料(フリー)写真素材を使用。

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