筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-827

2025年01月01日 | 21.万葉の花

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-827  作者/少典山氏若麻呂(しょうてんさんじのわかまろ)

春されば   木末隠(こぬれがく)りて   うぐひすそ
        鳴きて去(い)ぬなる    が下枝(しづえ)

【意味】春が来たので梢の陰に 身を隠しつつウグイスの
  鳴いて移って行く声がする の下がった枝あたり

 ※「木末」梢。
 ※「去ぬなる」〈なる〉聴覚による推定。
                              〈そ〉の結びの連体形。

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」を写したものです。


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文

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1 コメント

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Unknown (上総)
2025-01-01 23:49:26
花に、古典。たくさんの情報に感謝です。

本年もどうぞ宜しくお願い致し致します
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